切り絵

浮世絵を切り絵に

木曽海道 松井田

2021年06月09日 | Weblog

「松井田」

大きな松を中心に、緩やかに曲がる坂道を描く。往き来する人もまばらで、荷を積んだ馬ものんびりと歩む、道の傍らに小さな祠があり、それにふさわしい小さな幟が二つ立ち、その傍らには高札棒鼻が立っている。松井田宿は奇峰天に聳える絶壁でなりたつ山容の妙義山を正面に見える所にあるが、その山塊には一顧もせず、ただ平々凡々たる旅路のひとこまを描く。


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