「鳥居本」
番場から摺針峠を越えてから鳥居本へ入った,この峠から西方の眼下には琵琶湖の景色が広がっていて、中山道第一の景として有名であった。朝鮮通信使の一行がこの茶屋で休憩した折、「望湖堂」と揮毫した書を残した。これよりこの茶屋を「望湖堂」と呼ぶようになった。中山道を往来する大名達も必ず「望湖堂」に立寄って行った。茶屋の内部は本陣風に造られていたという。広重は「望湖堂」で休息をとる大名の一行を描いている。茶屋の窓には絶景を堪能する大名や近習達の顔が見え、茶屋の前では従者達が手持不沙汰に休憩している。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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