「蕨之驛」 渓斎英泉
板橋と蕨の間を流れる戸田川は川幅五十五間(100m)あり満水時には1里(4km)にも広がり渡船は不可能になる。戸田の渡しと呼んで対岸に見える葦張りの小屋がある所が戸田村である。この辺りは風光明媚で、西の方向に富士山、大山、秩父の山々が眺める事が出来るが、船客達は風景には無頓着なようである。餌をあさっていた二羽の白鷺が、渡し船の接近に驚いて飛び立って行く。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
コメント利用規約に同意する
フォロー中フォローするフォローする
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます