「越中」 富山船橋
富山湾に続く神通川は、川幅が広く流れが急である。対岸に橋を渡すのが困難であったが、北陸街道の発展により橋の需要が高まり、船橋が架けられた。船橋は、数十隻の船を鎖でつなぎ両岸の大柱に縫い付けて造られる。鎖の真ん中には錠がしてあり、洪水の時には錠を外して橋を左右に分解させたと言われている。本図では、50を超える船が弧を描くように浮かび、両岸の巨岩に結び付けられてある。何とも珍しい橋であるが、力学的な美しい曲線(カテナリー曲線に近い)が見事です。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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