ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

またもや法師温泉へ、そして初めての湯西川 2007.3.28(水)~30(金) 前半

2012-01-21 16:30:53 | 旅日記

 またまた秘湯を守る会冬場キャンペーンを利用してのお気に入り法師温泉を予約し、今度は去年の行程以上に車を走らせようと群馬栃木と横断して、まだ行ってなかった平家落人の里を謳う湯西川まで足を伸ばしてみた。今年は暖冬ではあったもののまだ金精峠は閉鎖されているはずなので、赤城の南を抜けて大間々から渡良瀬渓谷沿いに入って、日光経由で会津西街道を北上するコースで適当に寄道しながら走ることにした。
 最初の日は高崎あたりで遊んでということも考えられるけれど、やはりあの風情のあるぬる湯にできるだけジックリと浸かるのが一番と、それで月夜野ICまで直行となるといつものびーどろぱーくとたくみの里だけに少しばかり立寄ってから、遅めの昼食ができて洗髪の設備が整った温泉施設を利用していこうということで、前回は偵察しただけの猿ヶ京温泉まんてん星の湯に入って行くという計画にした。

 予定通りに廻ってみたが、この辺りは3月末といってもまだ寒くて観光シーズンとはなっていないから、びーどろぱーくもたくみの里も閑散としていて、早々と切り上げることに。

                    びーろろぱーく

                    たくみの里・豊楽館

                    北に雪山が見えるたくみの里

 まんてん星の湯の食事処では一番安い田舎雑炊なるものですきっ腹をなだめて温泉に入れば、まだ新しいから奇麗で明るい浴室に大浴槽以外にぬる湯があるのが嬉しい。サウナは遠赤外線式ではないのに80℃台の温度とこれまたやや低めなのはどうしてなのか、こちらはもっと高温にしましょうよ。何よりもここの売りは前面眼下にダム湖の赤谷湖が眺めらる露天風呂で、高温と中温に寝湯と並びさらにジャグジー円形浴槽もあってこちらにユックリノンビリどうぞというのでしょうが、寝湯以外は全般に僕にはやや高めの湯温だし、この日はやや風が強くて半身浴では寒くて長湯できなかったのが残念でした。でもここで午後3時ちょっと前までゆっくりして、法師温泉長寿館には3時半前にはチェックインすることとなった。

                     長寿館玄関の間

                   長寿館の奥から

 宿の部屋は本館二階だった前二回とは変わってやや広い部屋ながら、文化財とはなっていない戦後の建物なので重厚な古民家の趣は無いけれど、それなりの古き良き雰囲気は感じられる。食事も今回は今までの部屋出しから階下の広間でというように変わっていたが、もっと高い宿泊料金の川向こうの別棟や新館では部屋食となっていたようだ。でもこの宿はかなりの部屋数があると思われるのだが風呂などで混みあったことはなくて、風呂で一緒になったもう二桁は泊ったというお爺さんも平日でなくてもこんな具合と言っていたから、満室までは客をとらないのかもしれないね。でも時代の流れで安い料金設定では部屋食を止めて人件費を抑えるようになったのでしょう、その代わり食後に布団を敷いてもらう時に間が悪そうにウロウロすることもありませんから、これはこれでよしとしましょうや。

 今回の夕食の逸品は御飯と一緒のときに火を入れて食べたスッポン入りのお澄まし、実にいい味に仕上がっていましたねぇ。ジックリ温泉に入って健康的にというなら、このくらいの食事で酒も控え目にというのが本道で、家飲みじゃないときぐらいはこれで出費のほうも控えることができて結構なことじゃないですかね。

                   長寿館の夕食

 今回もあくまでも透明に透き通った奇麗な湯に1時間以上も浸かれば、湯船の底から湧き出す泡に微かに感じられるかどうかという程度の硫酸塩泉の硫黄の微臭であっても、シッカリと体に浸みこんでくれるからか、出てからもずーっと体が硫黄に包まれているように匂いがしていましたよ。やはり鮮度のいい湯は効き目が確かそうですねぇ。
 翌朝にも早目に起き出してシッカリと朝ぶろに浸かり、朝食もガッシリと食べて実に結構な温泉宿でしたと満足!満足!、やはり本物の湯はいいもんだ、食事も美味しかったしねと。

                     長寿館の朝食

 帰りがけに宿の奥の方はどうなっているかと初めて入っていくと、長寿の水という清水が汲める場所を見つけてしまった。外廻りで仕事していた人が美味しいですよというので、さっそく車に戻りペットボトルをとってきて汲んで持帰ることに。でもあまり大っぴらにやると皆さんがマネしたら宿の方も困るでしょうからと、そっと気付かれないように数本のペットボトルを駐車場まで運んで戻りましたがね。

 ということで9時半過ぎに宿を出発して二日目はたくみの里には行かずに、まずは塩原太助の銅像がある街道筋の新治村農産物直売所に立寄ってみれば、有料の記念館が併設されているのを初めて知った。ここでもこの時期はシラネアオイ、イワウチワ、行者ニンニク、斑入ギボウシなどの山野草なども売っていて比較的に安い。袋入りリンゴなどもややB級品なのだろうけど信州より安いかも。

 このあと以前に泊ったことがある赤城温泉忠治館の近くを通る富士見から大間々までの山麓のコース沿いにはこのような直売所がいくつかあり、道の駅などもあってどこも直売だから新鮮で安いのが魅力とは女房の弁。渡良瀬渓谷を遡る道筋はかってよく走った道筋で、地名が合併でみどり市となったらしく旧地名との関係がよく分からないななどと話しながら北上すると、神戸駅に列車レストランがあるという看板を見つけ、昼飯にと入ってみればこれは完全な田舎の食堂で、テーブル席に昔の車両を利用しただけがアイデアというもの。このあたりうどん粉を盛んに販売している所だからと山菜うどんを注文すれば、麺はシッカリしているものの汁がショッパイのなんの、高血圧の薬を飲んでいる身でなくても汁を飲むのは止めちゃうでしょう。

                     列車レストラン

 この駅のすぐ近くには、村のコンペなのに世界中から多くの応募があったことから話題になって建替えなった富弘美術館があり、昔とどう変わったのかと訪ねてみれば、平日というのに観光バスの団体客も来ていてかなりの入場者があるのにビックリ。以前から旧東村の一大観光資源と思っていたけれど、益々のご繁盛でおめでとうございます。平屋なので館内全てバリヤフリーで展示スペースも広くなり、さらに喫茶や映像コーナー、レクチャールーム、ミュージアムショップなどのスペースもたっぷりととり、富弘さん描く草花を植えたポケット庭園があったり、裏側のダム湖の草木湖を眺めるデッキスペースなどがあるなどとよく工夫されていましたよ。このあたりの風景からは、新緑や紅葉のシーズンに来るのがお薦めでしょうな。ここでゆっくりと時間を過してあとは湯西川に直行することにする。もっと時間があって天気もよければ日光東照宮などにも立寄るべきところだろうが、あくまでも今回は温泉を堪能するのが目的だったから名所をパスするのは予定通りなのだ。

                   富弘美術館


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