ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

自作の陶器製照明が完成した

2012-04-25 17:46:39 | 工芸絵画骨董

 先月に焼き上がってきたものの割れで隙間が生じて釉薬を埋め込むことで補修を試みたものと、その時に素焼段階だったもう一つとが本焼きが出来てきて、早速にも内側に和紙を貼って照明に仕立ててみた。冒頭写真は焼けてきたばかりの二つを並べてみたもので、まだ和紙を貼っていないときのもの。

 隙間を釉薬の団子と陶片のカケラで埋めてもう一回焼いてもらったら、やはり痩せはしたものの何とか流れ落ちてしまうことはなくて、開いてしまったままの状態よりはマシになったみたい、このくらいなら点灯した状態でやや遠目で見たならそんなには気にならないはず。ランプはLEDを使うから白熱球みたいには熱を持たないのでエポキシで埋めてもよかったんだけれど、この方があとあとでの塗料の劣化が無いだろうから。         

           

           先月に釉薬で埋めた補修状況        今回焼き上がった状態        和紙を貼って照明を入れてみた状態

 補修したのはまずは我家用にと最初に作ったもので、和紙を貼る前と貼った後とで明かりを入れて比べてみたのが下の写真である。これだけ透かし部分が多いと和紙が無いと明るすぎるし、中の電球や裏側が見えて落ち着かない、やはり和紙を貼ったら柔らかい照明になって雰囲気は格段に良くなる。この写真では実際よりも差が無いように見えるのは昼間に撮っているせいと写した角度からだと思う。

               

 もう一つはプレゼント用で今度旅行に行った際の定宿にと、僕が面白半分で作ったから何処かに置いてねと持って行くつもり。我家用と二つとも兎の餅つきを一面に入れているが、こちらの裏側には宿の名前を掘り込んで入れておいたから気に入ってくれるかな。両方ともに二面以外は適当に透かしを入れただけだが、全部が絵柄みたいにすると透かしが多過ぎて、陶器では強度的に難しいだろうと思って。

               

 土は焼き締めでも黒くなるものを使ったが、黒マットの釉薬も柄杓掛けして照明でマダラにやや光る部分をと意図したのと、こういうものは形がキッチリしたものは出来ないだろうからと表面を荒っぽく見せて誤魔化そうとも考えて。出来上がったものに照明を入れて見てみると、陶器というより金属に近い感じになって、これは最初からの目論みが上手く出来たと自画自賛。


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