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二日目は鶯宿温泉からは西側にそんなには遠くはない乳頭温泉卿に向かうことに、一応は峠越えとなるから雪が深いとチェーン装着などで時間がかかることを想定していたのが道は全く問題が無くて、休暇村の立寄り湯に入れる時間の11時よりあまりにも早く田沢湖に到着してしまい、時間調整のためにということで田沢湖を一周していくというオマケが付くこととなった。
田沢湖畔には弁当積み込みで立寄る予定はあったのだが、普段のツアーではほとんど行かないという辰子像がある湖の反対側まで見物すべくバスは時計回りに一周する。二日目は一日中雨模様で視界は利かなかったが、日本一水深が深いという湖の静まり返った姿を見つつ、辰子像すぐ傍の土産物屋に駐車してしばしの写真タイム、お土産屋さんは突然の客で売り上げが増えたでしょうから良かったね。
辰子像手前は雪がまだ多い
田沢湖一周観光を終えればそれでも11時少し前にはホテルに到着するだろうが、ロビーで一服して待てばよいだろうと湖から戻って反対側の山道に登って行く。岩手から秋田へと続く山道は4月というのにまだ雪がかなり多く残ってはいるが、道路は除雪されていてスンナリと休暇村乳頭温泉卿(冒頭写真)に到着する。途中には鶴の湯の看板も見かけたが、さらに奥に潜むようにあるこれら六つの秘湯にはこの時期はまだ観光バスでは無理なんですかねぇ、本当はそちらに入りかったんだけどね。
休暇村乳頭温泉郷の内風呂には大浴槽のナトリウム・炭酸水素塩泉と小浴槽の単純硫黄泉があって、露天風呂は単純硫黄泉だけとなっているが、こういうロケーションだとやはりブナ林に囲まれた露天の方が気持がいいに決まっているというもの、ここも屋根つきだから雨でも問題はない。ここでは1時間ちょっとの立寄り湯を楽しむこととなった。
浴室棟の窓の雪囲いにはまだ雪の山が
休暇村パンフレットより
乳頭温泉卿には宿の源泉によって異なる数種類の泉質があって、利用帳を買って予約制の湯めぐり号というバスで各温泉に入ることができるそうだから、大型施設のこの休暇村に泊ってほかは温泉だけを楽しむという手もありそうですな、鶴の湯など昔は予約を取るのが難しかったものね。
山を下りれば田沢湖はすぐ、その一番手前に観光バスと提携しているらしいお土産屋の共栄パレスという店にオプションの弁当積み込みということで停まる。ここは観光客を呼び込もうと秋田犬や天然記念物の秋田三鶏というのをを飼っていて、店の奥でそれらを見せているのは以前のツアーでも見物したことがある。この時期は観光客はまだ少ないから2Fの食事処は閉鎖中で、皆さんは奥の秋田犬をみたり、秋田のお土産なんぞを買っていたが、今朝旅館の売場でみたぴーかんなっつというお菓子をオススメとしてここでも売っていたが、値段が50円違うのには観光地ではよく有り得ることで要注意だぞ。
共栄パレス
親らしい落ち着いた二匹 こちらはしきりにジャレてきた
奥に秋田三鶏のケージ これは比内鶏
このあとは再び来た道を盛岡まで戻ってから東北道に乗って青森へと北上することになrった。そこまでの一般道では天気が悪いから景色は楽しめずで、雪解けなどで増水して濁流となった川などをみてオー凄いなぁなんていうぐらいのもの、車中では早々と弁当を平らげてしまうことになったが、僕にはやや味が濃すぎるのと飯が詰まっていて多過ぎたかな。この日も雨だから岩手山は見えません。
近くの皮は濁流が
この日の弁当は朝いち弁当という店のお茶付きの八幡平ポークと鶏そぼろ弁当で食べごたえがあった
高速道は花輪SAで一回トイレタイムをとっただけで青森県に入ればさらに雪が多くなった感じに、平地が見られるようになった景色の中にはリンゴ畑が続くようになって津軽に来たなぁと、見れば一般道のガードレールにもリンゴのデザインが施されている。天気だって最初の岩手県は雨、秋田ではみぞれに、そして青森では雪となって、今年は4月に入ろうというのにまだ雪だなんて、改めて春が遅いのを思い知らされることとなる。
花輪SA
道中は雪に
リンゴデザインのガードレール
リンゴ畑
高速は黒石ICで降りて一部市街地となる一般道はやや混雑をしていたが離れていく方向で、添乗員さんが立佞武多の話などしていたがそちらの展示の見物は今回の予定には無しというのは残念。電柱をなくして数年前から復活した祭りということだが、常設展示の巨大な雄姿を見たかったのにねぇ。
バスは黒石の東の郊外にあるダム湖の虹の湖に道の駅に到着して、ここで待ち合わせしていた宿のマイクロバスに乗り換えて一般車はまだ乗入れ禁止という山道を越えて、山奥に潜む一軒宿のランプの宿としても有名な青荷温泉に向かうことになる。この山道の除雪は宿が自前でやっているそうだが、4月でもこんなにあるのというような雪の壁で、この日もここでは雪が降り続いていて大変なのによく通年営業するもんだと、エライもんだ。山道の途中数ヶ所には宿までの行程を方言で示すような看板があって、これは一般車が入れるようになったら悪路奮闘を励ますユーモアですな。通常は翌日の4月1日からが一般車に解放ということだが、豪雪だったのと3月が低温で解けなくて今年は恐らく4月半ばになるだろうという話であった。
道の駅は翌日に写したもの
宿のマイクロバスは24人乗り
まだ雪がこんなに