ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

第二日目 高野山奥の院大師結縁後、龍神スカイライン経由で熊野詣でへ 6月4日その3

2010-06-14 11:08:33 | 旅日記
 オプションでランクアップの大和ハウス系の串本ロイヤルホテルの2人を除く全員が、那智勝浦の巨大ホテルである浦島グループに買取られた浦島ハーバーホテルとハーバーインという温泉宿に6時少し前に到着する。
 このホテルは二つの別々のホテルを買収してハーバーイン側は客室部分以外は解体して渡り廊下で繋げているから、食事や風呂まではかなり歩かねばならない。その渡り廊下の両側には電車車両が夏場の海水浴客のための着替室用などになっていて、雑然とした感じは否めない。それと潰れたホテルだったからかなりクタビレた感じがするわけで、どうも学生や海水浴客団体客などの合宿所風、1階客室なんかは廊下を大勢が行きかうことになるから通路専用にして客を入れていないようだ。部屋も安いビジネスホテル並みで狭いもんだからTVは天井吊り、これまでの格安団体パック旅行でもスコブル付の安宿じゃないかな。
 到着時間にはもう夕食バイキングの用意ができていると案内があったが、レストランは8時までに入って最終8時半までというからまずは温泉ということに、食事は7時ぐらいからでもいいものね。ということで入った温泉はこれが予想外でなかなかに良い湯じゃないですか、内風呂は大きいものが二つ、外には大きめの岩風呂とすぐ前の海(冒頭写真はホテル前のテラスから見た大島、連絡船に代わり便利になったという橋も見える)が望める小さいながらやや濁りがあるから源泉だと思われる風呂、それと樽風呂などがあってサウナはないもののいい湯だなぁと。泉質表示は無かったが効能は書いてあってリウマチ、糖尿病、動脈硬化などとあったから硫酸塩泉であろうか、海のすぐ傍だから塩分もあるだろうし、しかし硫黄臭はあまり感じられかったからハテナと、あとで調べてみたら含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物泉とあった。
 夕食バイキングは広い食事処で、中央には和洋中の料理が並ぶがそんなには豪華なものはなくて家庭料理の延長物が多い、しかし別コーナーで刺身、天ぷら、干物など作り立てを出しているのはよろしい。勝浦近辺では小型ながら生マグロで評判だが、このマグロはメジマグロであろうか、小さいから脂ののりは今ひとつでイカのほうが美味しかった。汁物や蕎麦のほかデザートにソフトドリンクと品数は揃っているから大食漢に嬉しいかな、でも夕食でアルコール類と合せてゆっくりという向きにはちょっとばかりバイキングはつらいものがあって、あまり多くは食べられない。アルコール類は焼酎ブームを意識してか各種銘柄の一升瓶が並んでいたが、醸造酒を愛する我々はビールと日本酒、日本酒は新宮の尾崎酒造の辛口だという潮岬という吟醸酒で、普段はアッサリ過ぎるからと吟醸は飲まないのだが、これはコクもあってなかなかに旨味である。これだけでも最後はやはりご飯や蕎麦はもうダメ、鍋物となっていたつみれ汁だけは食べてみたが、これはさすがに海の町だから旨かった。
          夕食バイキングで食べたもの
         
        最後につみれ汁とコーヒーで終了             尾崎酒造の吟醸潮岬   
 食事が終ってロビーに来たらちょうど餅つきをやっていて、このホテルでは恒例イベントらしい。女房は搗き立てのきなこ餅をほおばっていたが、僕は飲んだあとにはこういうものは食べないぞ。それにしても意外と参加者は少なかったみたいだったね。
            従業員による餅つき 
 食後に部屋に帰って岡田ジャパンの対コートジボワール戦を見たら前半を終って1点リードされている、ついつい後半も見てしまったが最後にも1点追加されての完敗にはこれでワールドカップ前の試合は4連敗という不甲斐なさには呆れたぞ。明日も早い出発だから今晩のうちにもう一回温泉に浸かっておこうと、我々の旅行としては珍しく10時過ぎと遅い就寝となってしまった。まぁ部屋はほぼ寝るだけだから狭くても文句は言いませんよ。

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