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昨夜は多少酔っぱらいながらテレビをみていたら、5チャンネルで急須を愛してやまない外国人アメリカかたご招待という番組で、それを指導するのが急須で有名な常滑の村越風月さん、お会いしたのはもう20年ほど前の常滑での山田常山門下展の会場で、大分齢をとられてていましたが壮年期の面影も、急須では日本工芸会賞も受賞されたと放映されていたが、その時には面白い花瓶が気に入って後で送ってもらったのを思い出しましたよ。
その当時は人間国宝になられた三代山田常山健在の頃で、その門下の作品展が確か駅ビルの中の会場で開催されていたところに旅行中にたまたま出会い、朱泥の急須で有名な常滑焼だが焼き締めでも赤以外に趣のある作品や、同じような焼き上がりのいろいろな焼物も数が少ないながらあって、その中になんとも気に入った花瓶を見つけて、これと同じものを欲しいと頼んであとで送ってもらったのです。それまでに小西洋平作の急須を持っていたので、花瓶にしたのだが、急須でこれだけ有名になられるならそっちの方がよかったかな。因みに急須という字は気に入らない、茶注とすべきとは洋平さんの言でしたが。
テレビに風月さんの若い頃が、今はいいお爺さんが顔になられていましたが、常山さんはこの後も風貌はあまり変わらなかったような
土は朱泥で、焼く時にハナグスリを利かして黒くするとか、赤い地肌が覗くのがいいなと、置いておくだけでも存在感があります
常滑でもその当時からいろいろな焼物が作られるようになってきていて、土管や朱泥急須だけじゃなくなっていました、今年は団体ツアーで訪れたのですが雨で短縮され消化不良でした、焼物の散歩道はゆっくりと店も覗きながら歩きたい場所ですから。