ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

小さいながら山荘には囲炉裏が切ってある

2009-08-12 07:53:39 | 工芸絵画骨董

 普段は蓋をしてフローリング床となっている居間の中心に、50cm角という小さい囲炉裏が隠されている。炭火だけしか使えないが川魚ぐらいなら焼けるし、部屋の雰囲気をガラッと変える効果がある。

 実はこの囲炉裏は以前の山荘に小屋部屋を増築したときにテーブル囲炉裏として作ったのを、改築時に炉部分だけはずして床に嵌め込めるようにしたもので、以前のテーブルにもまたセットできるよう大工さんが工夫してくれた。従ってこの床から引き上げることができるのだ。中には鋳物の大きめ五徳と灰均しに火箸、それにわたしという焼物台なども安いものを見つけたときに買っておいた。しかし準備万端は整ってはいるものの、夫婦二人だけのときには火の準備が面倒だし夏場のものではないから未だ使っていないのは勿体ないかぎり。でも自在鉤の上に弁慶なども吊って隣には火棚から照明と、凝った造りの全体の見栄えだけでもいいものだ。

 自在鉤は以前の大工がプレゼントしてくれたものをそのまま使っている。よく見かける竹製の本体の下の鉤棒に素朴な木彫りの鯉の横木がついている、火を使うことから火災防止に水に関連したものを使うことが多いそうで魚なんですね。この鯉の向きは家の中に入って来るようにするのだと昔聞いたことがある。小さい炉にはこのくらいのものが似つかわしいな。


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