一時期骨董市で流行った金網細工のローソク立て、それとは全く関連はないが昔の油売りの枡量り、並んで棚の上に置いてあるがどこにも置き換え自由なのがいい。
もうこれにローソクを入れることはないのだが、金網細工というのはレトロ手仕事感が濃厚に感じられちょっとしたオブジェになる。取っ手付きの枡は大きさが入れ子になった二つ、いずれも使い込んだことが分かる古めいた色合が取得である。たしかNHK大河ドラマの国盗り物語で平幹二郎演じる油売り、のちの美濃の戦国大名斎藤道三が、トローリトロトロという口上で天保銭の穴を通して量り使っていたのがこんな柄付きの枡量りだったような記憶があるが。
こんな変な役立たずものにも何らかの魅力を見つけてあげようと、なんて言うのは言い訳なんだけれど、つい買っちゃうからバカだね。