台風1号の影響なんて珍しい大雨が二日間続いたあとは初夏の陽気になった土曜日、世間様はアウトドアにということだろうけれど、我々ロートルは逆に空いているんじゃないかと近間の日帰り温泉施設に出掛けることに。
温泉は我家から車で15分ぐらいのところにある溝口温泉喜楽里という民営施設(冒頭写真はパンフレットの温泉紹介内容)で、冬場にはちょくちょく利用しているのだが、気候が良くなったこのシーズンには初めての入浴となる。東京横浜地区特有の黒湯でナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉、地下1300mからといったか泉温は42℃の立派な温泉で、かなり成分は濃い感じの肌がツルッとする湯だ。内湯は大浴槽、微細気泡シルク風呂、ジェットバス風呂に高温サウナ、スチームよもぎ塩サウナと水風呂が、外は湯温が違う二つの浴槽に加えて寝ころび湯などと種類も多く、ほかには有料の岩盤浴もある。こういう施設にしては安めの料金設定で、食事などもリーズナブルな料金設定だから、結構長居する客が多いようだ。
この日は女性風呂は予想した通りで平日以上に空いていたみたいで、男風呂はいつもと同じぐらい。気温が高くなっての露天風呂は、一番高温の源泉浴槽も加熱は控えているようでぬるめ、これなら冬場よりもゆっくり入れてぬる湯が好きな僕には嬉しい限り、この時期に来るのもいいんじゃないかと、信州に行かないときはもっと来ようかな。
我々夫婦は信州などでは食事つき格安温泉というのも利用することはあるが、家からこんなに近いと家で早昼を食べてということで、あくまでも温泉だけ入って1時間強で出てきちゃうという、素っ気ない客なのです。施設としてはゆっくりとしてもらって、食事、別料金の岩盤浴やマッサージなどと、客単価を上げてくれる客が歓迎されるのかな。でも混み合ったときには我々みたいなのもいいんじゃないですかね。
帰り道では元住吉で今晩のための買物、鮮魚の鈴木水産では刺身用アジが大小混じって8匹で300円というから、大きい1匹だけを女房が好きなタタキにして、あとは干物にして、また数日のおかずの一品が出来ちゃった。刺身では僕は特に貝が好きで、ちょうどアカガイのヒモがあったから今晩はそれで一杯と、アカガイって本体とヒモでどちらが旨いのか、僕はヒモのほうが好みでほかの貝ではミル貝が好き、これらって歯当たりの感触がいいんですよ。
干物は翌朝には出来上がり
アジのタタキ
<余分な話で>
それと番外で我家にあるサクランボの木の写真を、もう熟れて落ちだした段階であるが今年はこれも遅くて、例年だったらゴールデンウィーク過ぎにはほとんど落ちてしまうのに。食べてみたら味もいつもより酸っぱさが強くて作柄も良くないようだ。木が大きくなってここのところ毎年落ちるに任せていて、せいぜい鳥たちが啄むぐらいになっている。もう少し実が大きくて甘ければ精出して収穫するのにねぇ。