今回は居間食堂に飾っているものを、冒頭写真はテレビ台の上は京劇メーキャップを模したミニチュア面を四つ並べたもので、これらは中国の歴史上の武将たちの面で端午の節句には日本の武将じゃなくても相応しいかということで、旗幟の鍾馗様様も中国だものね。
これらの面は我家にとってだけの由来があって、義母の両親が戦前に大連に住んでいた時にその父親が現地で買ったものとかで少なくとも70年以上は以前のもの、以降も長く飾っていて気に入っていたものだそうだ。裏側に武将の名前が書いてあって、左から趙匡胤(北宋の建国者)、曹操(魏の建国者)、程咬金(初唐の武将)と分かったが、最後の面は裏が壊れていて不明である。でもこういう面はもっと種類が多いはずで、何故これだけなのかはもう誰も分からない。
食堂の食器棚の中間スペースにはお雛様の時と同様に奥の壁を利用して和紙の節句飾り絵とパッチワークの鯉などを貼りつけている。手前には女房が手作りした縮緬細工の鯉を鉢に立て掛けるようにして置いて、黒い真鯉の上には金太郎が乗るという構図になっているのだ。とにかく和紙の絵飾りは場所を取らないで、見栄えは写真の如く立派だからオススメだ。
食堂の棚に
お雛様の時にも無関係な陶器はそのまま続けて置いているが、一番最近買ってきた鉢と急須は未だ仕舞場所が無くて当分ここに置いておこうということになっている。
居間の階段箪笥は常に小さなものの飾り場所だから、この前の雛飾りに関連するものだけ撤去して端午の節句に向いたものをいくつかとその他変じゃないならまぁいいかというものを。鯉幟を見立てたものが多いけれど、ほかに土人形や絵皿などとゴテゴテと並べ立てただけ。土人形では鯉抱き金太郎なのか弁慶の幼名鬼若丸の人形か不明なものだけは端午の節句に相応しいかな。四角い絵皿は桃太郎の鬼が島からの凱旋の図、その隣は小さな天神様の土人形、一番下にあるのは新聞紙を折り曲げた兜を被るミニチュアの金太郎で小石に描かれた愉快なもの、確か倅が赤ちゃんだった時にこんな格好で撮った写真があったのを思い出す。そういう写真は生意気言った時に見せてやればギャフンというだろうね。
階段箪笥に
花瓶に花は今だけのご愛嬌である。