ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

お雛様が過ぎたらもう端午の節句飾りというこになって 1/2

2012-03-26 18:19:32 | 工芸絵画骨董

 ちょっと前に雛飾りを仕舞ったと思ったら、ほとんど間を空けることなく五月の端午の節句に因む飾りを女房が持ち出してきて、居間食堂と玄関に早々と並ぶことになった。でもお雛様みたいには多くはないからやや地味に、そういえば息子が子供の頃に飾った兜飾りがあったはずだが、それは倉庫の奥の方に仕舞ってあると思うんだけど出すのが面倒で、もうその時以来ずっと眠らしたままだ。まずは玄関と窓辺に飾ったものから。

 冒頭写真は窓辺に吊るしている和紙の鯉幟に見立てた民芸品で茨城の旧山方町にある西ノ内和紙でもう十数年前に購入したもの、邪魔にならない障子の引込場所場所にほとんど年間を通じて飾っている。その左側には木綿細工のイワシみたいな魚が藤蔓の輪っかに三匹ぶら下がっていて、これは鯉の滝登りを模しているわけじゃありませんね、単なる飾りということで。

 玄関には時代箪笥の上に今年は土人形ばかりをいくつか並べていて、ややコジツケ物も混じるけれどこのくらいがニラミを利かせていたら面白い飾りになっているのではと、玄関に何も無いのは寂しいとここだけは僕が勝手に持ち出して置いたものだ。左から太鼓打ち童子、シィーシグヮーと書いてあったがシーサーグヮーという獅子だと思われるもの、天神様、山姥と金時、猿回し、犬(狆犬)と、箪笥の上に目いっぱいに。この中ではシサーグヮーだけが新しいもので、数年前に日本民芸館展で購入した。

 我家は犬バカだから犬だけは常にいくつか出してあるがこれもその一つで一番大きいもの、そのほかの土人形は年にほとんど一回だけ日の目を見ることになるわけで、ちょっとばかり勿体ない気分にもなる。これらの出所は獅子は沖縄なのは当然として、天神は秋田の八橋、その他は庄内のものだと思う。

                      玄関の箪笥の上に

 この中で沖縄の獅子や庄内の犬は端午の節句とは無関係に思われるが、まずは今出来のシーサーグヮーという獅子は琉球張子を模した土人形と思われ、その張子玩具は旧暦5月4日の市で販売されて子供の健やかな成長を願ったとか、そして犬は狛犬なら魔除けの獅子が元でシーサーに近いものになるし、玩具の駒犬となると安産願いでお雛様とは似合いのものとなる。いずれにしても子供と関連があるということで、子供の日を祝って飾っていてもいいでしょうかね。  


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