またゴールデンウィークに過ごした軽井沢の話になるが、山荘の居間の吹抜空間には中央部分の床にお遊び程度の囲炉裏を切ってあって、一応自在鍵を吊り、上部には火棚から弁慶も下げていたのだが、これまでそれに差し込む串だけは準備していたもののそれだけじゃ寂しいということで、今回女房に作らせた布細工の魚を取り付け飾ってみた。
家には何処かから買ってきた魚の布細工があって、それを見ながら大きさはこのくらいにと注文を出して作らせたのだが、取り付けてみたら色は藍色ばかりじゃなくても良さそうで、囲炉裏の煙で燻製風に赤茶色の物を作ってもいいなと、追加注文をしておいた。
こんなものを外見しただけでまずまずの真似がすぐできるようになったのは、女房も多少は腕が上がったかな。
民芸風車なんぞも挿してみたら多少はいい感じになって、まず本物の魚を燻すことなんてできないから、こんなお遊びでちょっとばかりその気分が味わえればいいんですよ。