今年2月にはまだ7歳7ヶ月という若さでパグ犬を死なせてしまったのだが、その3ヶ月後の今日の朝には父親のほうも僕の足元で寝たままで息を引き取ってしまっていた。続けてというのもつらいものがある。
明け方に寝返りをうったら、いつも以上に犬の体が重たく感じてなにか変だなと思って触ったら、全く動かずやや硬直した感じになっていて、完全には冷たくなってはいなかったのだが息はもう無かった。
冒頭写真はこの2月に15歳の誕生日を迎えたときに食堂の椅子で写したもの、我家では今までで一番の長寿犬で顔の周りは白髪が増えてかなり白くなって、眼は白内障でボンヤリしか見えなくなっている。これに寒い時期は気管支が狭くなってきていてゲェイゲェイと咳みたいな症状がでるようになって、かなり年取ったきたなぁとは思っていたが、それなりには元気であったのに。それがもう一匹が居なくなってからは散歩などに連れ出しても歩かなくなってしまって気力がやや薄れたのかと、でも食欲は衰えることはなくて、このゴールデンウィークには一緒に軽井沢に連れて行ってまずまずの様子で過ごしたのだが。
帰ってきたからここ二日間は暑かったせいかややバテ気味かなというような様子は見られたものの、昨晩もちゃんと食べていたのにねぇ。昨晩は僕は先に寝ていて、あとから女房が連れてきた時はいつも通りだったのに、そのあとかなり咳込んでいたという。連休前にレントゲン写真を撮って気管支の具合を見てもらったら、胸腺にも腫瘍があるが良性だろうということで、注射で腫瘍を溶かす注射をするかどうかと迷っていたが、やはり15歳という高齢では自然にしておいたほうが良いだろうと話していたら、こんなに突然に亡くなってしまうとは思ってもいなかった。獣医も犬は12歳を過ぎたらいつ死んでも不思議ではないと言っていたが、高齢でもあまり苦しむことなく逝ってくれたのがせめてものことだったと思うほかない。それにこの年齢であれば大往生とも思えるし。
年齢は15歳3ヶ月、先に死んだ息子が早く来いなんて迎えに来たんじゃないだろうけど、息子と同じ霊園に埋葬してもらうことにして、午後には我々で送り届けた。そうしたら自分で連れて行くとお別れ室というのに案内されて、そこに一時安置して花やお別れカードなどが用意されるということを知った。こういうシステムと分かっていたなら2月に死んだ犬もそうしてやったほうが、丁寧にお別れするという気分になったのにね。ここにはこれで我家で飼った犬の4匹が眠ることになった、安らかに。
合同お別れ室
これで我家には犬が居なくなって、結婚以来2回ほど数か月飼い犬なしということはあったが今回はどうなるのかなぁ、もしまた飼うとなると我々も80歳ぐらいになってしまうからどうしたもんだろう。