我家には玄関の外には門が無いものだから、その門柱に門松を縛って取りつけることができなくて、個人では立派な置き形の門松など今時は建てるような人も見かけないし、何かを重しに利用して門柱に付ける松飾りを置き形にというのも何だかなぁと、結局は毎年門松は諦めていて逆に世話はないと思っているが、どんど焼も最近はやっている場所が見つからないこともあって、立派な飾りをした家庭では後の始末はどうしているんですかねぇ。ということで我家の玄関扉だけに、自前で鴨川棚田倶楽部の収穫祭で作った注連縄に小さな飾りを加えてというのが冒頭写真、拙い出来ながら遠目に見ればこれでも正月らしく見えるでしょう。
まず玄関を入った壁側の飾り台から、ここにもこの前に秩父で買ってきたボケの花枝を活けています、その花瓶代わりは山形県の成島焼の鉢で今はもう焼かれていないはずの焼物、あとはコマゴマと小物類などをいくつかとツルウメモドキはそのまま残していて。
玄関正面の庄内箪笥の上の右手二つは女房手作りの縁起物でございます、その他はお正月グッズを中心に。
居間の階段箪笥は4段に干支の未の人形などをいくつか、あとは縁起物をいろいろと、さらに松の枝も残っていたので。下の方の豆皿は鶴と亀の図柄と印判物は十二支が描かれたもの、最下段のよく見えない一列に並んだ人形は七福神です。
普段から使っていなくて置いているだけの居間の丸テーブルにも少しだけ、独楽を模した小皿は面白半分で買ったものだが毎年飾りに加わっていますな。
テレビ台の上にはミニチュア人形を中心に三つの組合せを、十二支は未を正面前面に配して正月の間は全員にお出ましをと、七福神はここにも、そして高砂は翁夫婦でないがオラ達もと言っていますんで。
食堂の飾り棚もお正月バージョンに、こちらでは花瓶代わりに花を活けているのは急須でちょっといい感じじゃないですかね、この急須はボロ市で200円で買ったんだけど何か雰囲気が良くて、お茶を入れるよりもこういう使い方がいいんじゃないかと思っているんです。
自前のものとしては、壁のパッチワークと海老と鏡餅の飾りは女房の手づくりだと書いておかないと、シーサーは僕が作ったものだが狛犬代わりに並べてもらっていますよ。
以上の飾り物で正月が終って処分するものは注連飾りと小さな本物の鏡餅だけ、餅の方は腹に収まってしまうが注連縄のほうはゴミで出していいかと迷うんですよ、萎れた花とは違うような気がして。