この夏は上田とその先の青木村ぐらいまで出た程度であまり遠出をしなかったが、長期滞在もほぼ最終となって一回ぐらいは安曇野ぐらいまでには行ってみたいと女房が言うので、雨上がりのまだあまり気温が高くならないという27日の火曜日にゴン太も連れて1年ぶりの安曇野に、途中では農産物直売所や道の駅などで道草しながら、そして最後は温泉にもと、丸一日かけて遊んできた。
朝は8時半ぐらいに山荘を出て途中給油して今回はR18で、東御市の田中の交差点からは県道で丸子方面に、丸子市街手前で右折する抜け道を使えば農産物直売所のあさつゆには開店の9時半ちょうどに立寄ることとなった。ここの販売スペースはかなり広くて品数が豊富、食事処もあってそこで作っていると思われる惣菜類の種類も多いのが特徴で、開店直後から大賑わいの繁盛ぶりだがほとんどが地元客だ。というのもこの抜け道は県外からだと知らない人が多いからだろうが、現在手前からの導入部分を拡張工事中のようで、そのうちこちらがメインの道路になるかもしれないね。
ここは県外車はあまり通らない場所で
そのあとは三才山トンネル経由で松本に、それがトンネル内も含めて大々的なリニューアル工事中で、片側通行が延々と続いていてかなり待たされることに、まだ早い時間帯だったからマシのほうだったけど、これでは交通量が増えると思われる帰り時間帯には使えないんじゃないかと。
坂を下り切って松本手前では松本トンネル方面に進んで、その直前で左折してすぐにR143に出て松本市街側とは逆方向に右折して旧四賀村方面に少し走り、途中の交差点信号でも左折して坂を下り切って豊科田沢でR19にというコースをいつも使う、R19からは西を流れる犀川を渡ればもう安曇野だ。
最初に立寄ったのはプラザ安曇野という道の駅みたいな施設、ここにはギャラリー兼レストランやあづみ野ガラス工房や農産物直売所などがあって旧豊科の観光拠点、奥には公共温泉宿泊施設も。広い駐車場のそばには湧水を流し出していて、日本名水100選に選ばれてからは大勢の人が汲みにやってくるようになった。僕もちょうど持参のペットボトル3本だけ汲ましてもらったが、物凄く大量に汲むのがいるもんだねとビックリ、行列が長かったら遠慮するぐらいの配慮が必要じゃないですかね。
湧水の前には数人が待つ
この脇にはきれいな流れがあって、そこに流れ込む湧水が湧き出している場所もあり、ゴン太を連れて行ったら早速にも飲みだした。このあと周辺を散歩させたらやはり暑がって一目散にここを目がけて、また冷たい水を飲んでいるのには、一度場所を教えたらちゃんと覚えているんだね、なかなか頭がいい犬だとは飼主の贔屓目であったかな。
冷たくて美味しいぞと
あづみ野ガラス工房は多摩美術大学の実演販売施設で町が誘致したもの、一般向けの体験も随時受け付けているが大勢がというようなことは見かけないが、今回になって気が付いたけど北工房というのが増設されていたんですね、需要はかなりあるということだ。この時期は夏場の商品ということで風鈴が多く飾られていた。
工房入口
直売所は農産物や地場産品に山野草などの植物類も、中でもここはワサビの産地だからワサビそのもののほか各種加工品が多いのは当然、でもワサビ漬けは見た感じ茎が多いようだから、刻んだ根がたっぷりというものが買いたいなら穂高駅近くの老舗に行った方がいいかもしれませんな。
売店入口
わさびの芋とあったが、右のは特大だ
昼の時間となってきて気温は低めとはいっても炎天下の車の中にゴン太を残して置けないからと、日陰がある駐車場が何処の有るかとこれには困った。松川のすずむし荘なら近くに神社の林があるのだがやや遠いしで、それでもっと近い道の駅ほりがねの里にかあさんのおむすびの店が併設されているのは知っていて、そこなら簡単に交互で食べてもいいからと。それで来てみたら駐車場続きにある隣の体育館の方には立派な木陰付きの駐車場があるじゃないですか、ここならゴン太も大丈夫と停めさせてもらうことに、ほかの駐車の車でも昼休みで昼寝中がほとんどでしたよ。
ここにも農産物直売所があってやはり安いですねぇ、隣に続く食事処のかあさんのおむすびの店は地産地消で農林水産大臣賞受賞だって、こちらもとにかく安い、僕は軽くラーメンだけにしたが、女房が食べたおむすび御膳は如何にも手作り料理であったが腹一杯になったそうだ。これは実に安上がりになったものだ。
道の駅ほりがねの里
かあさんのおむすびの店
旧堀金の方に来たならとさらに南下して、本店が松本にある開運堂のあづみの菓遊庭という工場兼売店に。こちらにも湧水が汲めるようになっていて、それだけを目当てに来る人が多いようだ、これは地元に還元貢献ということでしょう、但し節電のため店のオープン中だけ流し出していると断り書きがあった。女房は当然にお菓子を買っていたが、夏場の午後2時半から販売というアンミツの最後尾案内看板があったのには驚いた、まだ大分時間があったから並ぶ客はいなかったけど本当に行列ができるのかと。ここは安曇野のど真ん中の田園の中で、周囲の眺め(冒頭写真がここからの北側の田園風景)も場所選びの条件になったんでしょうな、さすがに老舗はこういうことにも気をまわしているようですね。
左手前に湧水が
開運堂からはすぐ南に行ったところにあるHANAフラワーパーク安曇野にも足を延ばす、ここは大型の園芸店で特に立派な山野草園まであって見るだけでも楽しい、でもこの夏場は花はほとんど咲いていないけど。ここに来たのは売れ残りの安い山野草の苗が無いかと思って、でも出物は今回はありませんでしたな、クロマメノキの小さな株が一つだけあったから買ってきたが。
欅はシンボルツリー
山野草売場
建物内の売場は洋ランなども
外のビニル屋根の売場は園芸苗が