巣鴨へは牛込神楽坂駅から都営線で春日乗換えですぐに巣鴨駅に到着する。巣鴨からの帰りは直通1本で帰って行けるからということもあって足を延ばしたのです。おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨地蔵通商店街(冒頭写真はその入口ゲート)を都電の庚申塚駅まで往復してみた。いつもが日曜日という僕みたいな身のお婆さんたちが主体と言っても、やはり休日や縁日の4が付く日じゃない冬場だから混み方はそんなでもない。
ここは何でこんなに衣料品の店が多いのというほどあって、どこも年配者向けのものを格安で売っていて、これはさっきまでの神楽坂とは全く様子が異なる、中でも赤パンツのマルジだけは店まで真っ赤にして特異な存在だけどね。とにかく昔懐かしい下町風商店街を形成していて、とげぬき地蔵に病気回復をお願いする参拝客が多いから漢方なども含め薬屋も多いみたい。でもニンニクやマムシの専門店などは、パワー不足のお父ちゃん用にオバサマが買っていくんだろうかと勘繰っちゃうぞ。
赤パンで有名なマルジ
神楽坂と強いて似ているとするのはやはり江戸の歴史が残るということで史跡マップも掲げてあったように、有名なとげぬき地蔵の高岩寺だけじゃなく江戸六地蔵の真性寺や猿田彦大神などが通り沿いに入口を開いていること。しかしとげぬき地蔵の体を拭く手拭いを100円で売っていたのはどうしたものか、一人が一回使っただけで捨てていくのを見るとあとでどうするんだろう。この日は若い男が吹いているのを見かけたが、あれは来られない親の代わりなんだろうか。
地図では近く見えるが健脚でないと
江戸六地蔵の一つ真性寺
高岩寺
とげぬき地蔵
猿田彦大神
そのお地蔵さんの真後ろの通り沿いにあるカレーうどんで有名な古奈屋は、前に行列はなかったものの中で食べている人はまだ多かったようだ。もっと先には鴨で有名な加瀬政の店頭看板には、おばさまランチなるものが書かれていたのには笑ってしまった。その建物の地下には昔の唄の店というテレビでも紹介されていたユニークな名前の店もあって、こういう悪ふざけはもっとジャンジャンやっちゃいましょうよ。あとはレトロ都電の踏切や大学芋の店に名物塩大福の店などと、おばあちゃん以外の人だって気になるものもいくつかはあるものの、高岩寺とお婆ちゃん頼りだけの商店街じゃないんだぞという若者向けとは言わないまでも僕みたいな若手爺さん向けの趣向も考えたら良いのにね。お婆さんなんて呼ばれたら怒っちゃうはずの女房も、ズラッと並ぶ衣料品店の衣類は趣味じゃないと言っていたが、塩大福だけはお土産と買っていたものね。
古奈屋は以前より小奇麗に?
加瀬政と昔の唄の店
左下におばさまランチとある
塩大福みずの
かくて夕刻暗くなってきた時間帯に我家に戻ってきて万歩計を確認したら17000歩をゆうに超えて、この日はいささか足が重くなるほどであったな。