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土曜日は鴨川の棚田倶楽部の稲刈りがあって、稲刈りのあとは房州産の食材をいくつか仕入れ、おまけに温泉にも入ってきたから朝から晩まで家を空けることになって、帰ってからは息子夫婦が急に夕飯を一緒に食べられるというので酒盛りとなってしまい、遊びとはいえ忙しい一日となった、でも嬉しいことではあるんだけどね。冒頭写真は稲刈り前の田圃で、手前はかなり遅れて田植えしたとかでまだ稲刈りできない田、その先の下がった場所が共同の稲刈り作業場所だ。
朝は7時半過ぎに家を出て有料道路はアクアラインだけであとは一般道を走って、鴨川北部にある山入地区には稲刈り作業開始の10時には十分に余裕で着いてしまう。天気予報では曇りということで、まだ暑さが続いているからちょうどいいと思っていたのにお天道様がカンカン照りになってしまって、汗はかくわ日に焼けるわの稲刈り作業となってしまった。僕は座骨神経痛の具合がずっと良くなくて、中間休憩までの最初の1時間だけでリタイア、あとの1時間は女房が一人で頑張っていたが、年寄りの冷や水になりかねないかと、もう齢を考えないとねぇ。
開始直後
皆さんが多少は慣れてきて
刈った稲は振り分けて束ねて
ほだ掛け作業もやりつつ
今回は予定より一週間延期となったこともあって共同作業田圃の参加者の人数がやや少なくて、結局昼までの時間では全体の1/3ぐらいの稲刈りが終わってだけ、あとは農家の人が機械で刈ることになるわけだ。暑い時期の上に、田植えよりもキツイ作業だから敬遠する向きもあるのかもね。
昼までで完了した分
昼食は農家のお母さんたちが作ってくれるいつもの混ぜご飯と新米の塩むすび、混ぜご飯に入っている細切れマグロを煮た具が良い味を加えていていつもながら美味しい、それにただ少しの塩味だけのお結びは長狭米の新米だから旨いです。まぁ多少とも働いた後の飯は格別ですな。
昼の弁当
最後に新米30kg/袋を2袋の合計60kgの玄米を受け取って稲刈り行事は終了、この60kgの米を10kgずつ精米してこのあとの1年間の我家のご飯になる。なるべく涼しい場所で保管する必要があり、我家ではコンクリート造りの1Fの北側に置いているから、1年間ぐらいではそんなには食味は落ちない。
昔の一俵60kgが今は30kg袋になっている
息子に今晩食べに来るかと連絡していたのだが返事がまだこないものだから、どちらに転んでもいいぐらいの食材の準備をということでこのあと回ったのが菜の花豆腐、みんなみの里の直売所、地元スーパーのODOYAと、これらは鴨川に来た時の定番となっているところだ。
菜の花豆腐ではおぼろ豆腐と絹ごし豆腐に、おからドーナツを、ここの豆腐は信州のみまき豆腐の木綿とは違って滑らかなトロリとした味わいのもの。
菜の花豆腐
みんなみの里では野菜をいくつかとメロンや干物類やアジのサンガなどを、この時期の房総方面で多く出回るイチジクは嫁が好きだそうで、今晩来なくても持って行ってやろうと女房が気を利かせて買っていた。
みんなみの里
ODOYAでは当然に房州近海物の札が貼られたものからアジとウルメイワシを、白身魚派の僕以外はこういう安い青魚が好きなんだそうだ。
青い札は房州近海物と
最後は温泉にと、帰り道に看板があるのを知ってはいたが初めてとなる小糸川温泉に、これがナビに従って行ったのになかなか見つからなくてウロチョロすることになってしまった。看板がある場所より手前の南側から入って行くと実に分かりにくい場所にあるんですね、反対側からだと何とか看板が見えるのだが、それでも変な入口で中に進んで行ってもいいのかなというような農家の通路みたいな奥にその温泉はあった。宿泊もできるらしいいかにも鄙びたという温泉で、午後2時を過ぎていたので外来入浴は500円という。その湯は首都圏に一般的な黒湯をもっと濃くした色で、浸かるとツルヌル感が凄くあって濃厚な感じで、勝浦つるんつるん温泉とよく似た泉質だ。成分表を見たらナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉でPH8.2、泉温24.2℃の冷鉱泉とあった。
小糸川温泉
浴槽は内風呂だけで二つあったが小さい方は使っていない、洗い場のシャワーなどは出が細すぎるから洗髪して流すのは浴槽の湯を汲まないといけません。洗い場の水も源泉を利用しているらしいが、勝浦よりも湧出量が少ないのか設備的には見劣りしますね、これで午後2時前からの利用は1000円というのがチト高い、利用は2時以降にしないとね。
浴槽
成分表示
アクアラインを通ったあと川崎を家に向かって帰ってくる途中で息子から連絡があって、今晩来られるようになったという、大食い揃いだと買ってきた食材だけではやや足りないが冷凍保存していたものを使えば何とかなると、帰ってからの女房はボヤきながらも結構ウキウキ気分で準備をしていた。嫁はほとんど飲まないから3人でワイン3本をほとんど空けて、約2時間をワイワイと、まぁこんなものであったが若いのはご飯類も食べて腹は十分になったそうだ。
やや少な目であったが