ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

軽井沢の山荘の最終片付けを兼ねて信州に 後半 2013.11.7(木)

2013-11-30 17:44:03 | 旅日記

 二日目は8時半にはにチェックアウトして早々と宿を出発、まずは昨日安いリンゴが無かったが早くだったらどうだと立科の農産物直売所の菜ないろ畑に再び戻ってみれば、やはり早ければ沢山のリンゴが並べられていて、やっぱり安いものから売れてしまうということでしょうねぇ、早ければ格安なものがいろいろあるじゃないですか、昨日みたいに夕方に来たら安いのが取り得の直売所でも高めのものばかりが残るということですね。

                       菜ないろ畑

                                これで320円ですよ

 小布施には佐久ICで高速に乗ることにしていて少し戻る道を走ることになって、その途中では赤坂農産物直売所にも立寄って違う品種のリンゴを買い足してみたり、そのあとはIC近くのteteにもというのは前から予定に入れていたことで、土日じゃないから僕の好きなセーグル・ド・フリュイは無かったけれどその他のパンを数日分買って、そのあとはすぐ高速に乗って長野方面に向かうことに。

                        赤坂農産物直売所

                                今では珍しいタニシが

                        teteの店内

 高速に乗った頃からは雨はかなり小降りになってきて、トンネルが続く坂城からの区間手前の上田までの高速では雲の下の景色はかなり鮮明に見える、特に北側は紅葉がかなりハッキリと、一番多いのはカラマツの黄色だが赤も混じるいかにも錦秋という姿の連なる低い山並みが実に奇麗、南側は雲が低くてその先に遠くの高い山が二重に重なっているようなのは異様な眺めで普段は見られない風景じゃないかと、こういう景色が偶然にも見られるというのも旅の楽しみですな。

                   錦秋の低い山並みが続く

                   高速の側壁が邪魔だが面白い風景が見られて

 一気に小布施ハイウェイオアシスまで走ってスマートインターチェンジを利用して高速を降りれば、ここにも農産物直売所があってこちらも安い果物を売っています。でも生の栗の値段を見たらこれだけは高いですねぇ、立派な栗だけど1ネットが2000円もしていて、こんなに高いと小布施の栗菓子は全部がこれを使っているのかと疑問が出てきませんかね。

                        ハイウェイオアシス駐車場に二つの直売所が

 小布施中心部(冒頭写真は小布施中心部のマップ)には10時半と思いのほか早くに到着できて、これだと午後1時過ぎまでは3時間弱あるから、目ぼしい場所を巡ってから食事もして軽井沢に戻ればいいと、まずは栗菓子の老舗の桜井甘精堂の新店舗が出来ているのを見つけて、やはりここにきたからには栗菓子を買わなくちゃと女房はなっちゃうよなぁ。

                        桜井甘精堂新店舗

                        店内には風呂敷専門コーナーがあったが、菓子折りを包むものという縁でとか

 次は小布施中心部に二つある蔵元の一つ松葉屋では出来たばかりの生酒原種を女房が利き酒して、これは濃くて美味しいとお買上げ、甘辛両方なんだから困っちゃいますなと、でも僕がなるべく飲んであげますよ。

                        松葉屋

                                 小布施で一番高いレンガ煙突が敷地内に

 買物したものを駐車場に戻って車に積み込んでからはいくつかの店を覗きながら趣のある街中の散策をすることに、小布施はオープンガーデンというのがいくつもあって、それらを利用して道路を使わずに通り抜けることができるコースがいくつかあるというのが面白い。以下は廻ったところで写真を撮った場所をいくつか。

                        小布施堂の敷地内を抜けて

                        北斎館の通リが小布施の観光発展の出発点となった

                                 小布施傘風楼にあるメタセコイアの大樹には実がビッシリと

                        和紙の中條には干支人形がいくつかあったが

                        古民家の移築中、どんな店になるのか

                        やましち山野草店では先代は左の骨董店を、山野草は二代目らしい若者がいて育て方に詳しかったですよ、ここは個人店では珍しいものがあって

                        裏のロックガーデンでは花はもうほとんど見られなくなっていたが

                        上のロックガーデンから入って来られる桜井甘精堂泉石亭の日本庭園

 中心部からは少しだけ歩いた場所に鈴花という立派な和風建築の造りながらシャレた日本料理の店があって、ランチならお手頃メニューもあるから人気で、平日でもこの日は観光客が多くて遅いと混んじゃうからと12時ジャストに入店、2F席に案内されたらもうかなり席は埋まっていて早目でよかったなと。食べたのは一番安いおまかせ海鮮膳1580円、女房はご飯を追加料金で栗ご飯に変えてもらっていたが、刺身に栗ご飯というのは合うのかなと僕は思うけどなぁ。

                        鈴花

                        メニュー看板

 海鮮膳の内容は前菜、海鮮膳、デザートとなっていて実に品がいい、それと今はお造りの魚の鮮度がいいですねぇ、小布施だと日本海からの魚だろうが、鮮度維持の技術と輸送の速さが素晴らしいということだ。傷みの速いはずの〆サバなどは半生に近くて、こういうのが長野で食べられる時代なんですねぇ。それとここの器もいいものを使っています、夜は高いのも頷けますよ。

                 前菜はシメジの白和えでうっすらと栗粉が上に

                        メインの膳、普通のご飯がお強に近いシッカリの食感になっていたが

                                   女房が頼んだ栗ごはん

                            鮪、鰤、鯛、甘海老、〆鯖

                      ナメコの味噌汁と漬物

                                   コーヒーゼリー

 食後も少しだけブラブラ歩きして、以前にも立寄ったことがあるロントというケーキとパンに店にも、ここのパンが見た目ではteteのものに似ていて、クロワッサン・オ・ザマンドというのはここではダマンドとなっていたがソックリ、でもこちらのはややシンネリとした感じでしたな。

                        ロント

                        一番左に二つだけ

 1時過ぎにまたスマートオアシスを使って小布施から軽井沢に、この時間帯には小布施方面はやや小雨模様になってきたのに、トンネル区間を抜けて上田まで来たら晴れ間が見えてきて、我々はちょうど天気具合がいいところを狙って動いていたみたい、往きよりももっと素晴らしい紅葉の景色を眺めながらの道中となった。

                   ローマン橋付近

 高速は小諸ICで降りて浅間サンラインに、こちらでも紅葉が美しくて今年の東信地区の紅葉は最高だとご機嫌なドライブで中軽井沢まで走ってきて、今晩帰ってからの惣菜を買うために肉のサトーだけに立寄ってから山荘に戻ったのは2時半過ぎ。

                   浅間サンラインで1

                   浅間サンラインで2

                   西日を受けた軽井沢の低い山の紅葉

                        肉のサトー

 荷物の積み込みは30分ほどですぐに横浜への帰り道に、その高速でも松井田までの下り道では空は青空なのに谷間は雲が低く流れるという天気の変わり目らしい様子が面白い風景となっていて、とにかくひどく降られなかっただけでも幸いなのにオマケを貰ったみたいで、一泊だけの旅行だったけど愉快な旅だったなと。

                   夕方に近づいたのにこの上下の風景の違いが面白いと

 軽井沢ではウメモドキみたいな実がなっているのを見つけて、家に帰ってから一緒に切ってきた松などと一緒に活けてみたらお正月の準備が早々とできたような、これも今回の旅のオマケでしたな。

                          

 


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