朝は6時に我家を出発していつも通り環八を走ったら、この時間帯は仕事に向かう車のラッシュアワーとぶつかってしまって、もっと早く出なければいけなかったと、でも高速は順調で碓井軽井沢ICには9時半前にはなんとか到着、IC付近から妙義あたりを見ればまだ紅葉の真っ盛り、これは例年よりも遅れてくれたのが幸いでしたな。
碓井軽井沢IC付近から1
碓井軽井沢IC付近から2
山荘に着いて家の中の片付けは女房に任せて僕は庭の大掃除、小枝などを片付けてから芝生の上の落ち葉などを熊手で集めて、そんな様子は以前にコチラで、日頃は体を使わないからこんな作業でも1時間半もやると疲れてしまいましたなぁ。今晩は温泉に泊まって、翌日も信州で遊んでからまた山荘に立寄って荷物を積んで帰ることにして、内外の作業をこれだけ済ましてしまえばあとは紅葉巡りにということになって、例年だと軽井沢は終わっているはずなのに今回は山荘付近でもまだ綺麗でカラマツも黄色に色付いたままだから、それでは軽井沢の紅葉の名所である雲場の池に行ってみようということになった。
平日であったが旧軽付近の人出がこの時期でもあまりにも多いのには驚きました、雲場の池も大勢の観光客が詰めかけていて、皆さんの動きを見て時計と反対周りに池を巡る流れに乗って一周、反対周りした人などは迷惑がられて肩身が狭いということに、寄らば大樹じゃないけれど人混みでは皆に従って動かないといけませんな。我々は軽井沢の秋には40年以上も来ているのに雲場の池の紅葉は初めてなのか記憶がなくて、そんなに広い池ではないけれどカエデが多いから赤い色が多めで、ブナなどの木が多くて黄色が主体の山の紅葉や同じく黄色のカラマツ林などとは違う美しさがありますよね。
雲場の池1
雲場の池2・鴨が泳ぐ
雲場の池3・奥は隣地の別荘の庭
雲場の池4
雲場の池5
雲場の池6・鯉は仕切られた小さな池に
雲場の池見物には六本辻近くの無料駐車場を利用したのだが戻ってきたら満車で待つ車も、ちょうど昼時になっていて近くにはプリモなどの人気店もあるのだがすぐ出てやることにして、バイパス沿いにある侘助に、この日は大人数の2グループでテーブル席が占領されていたのでカウンター席で。いつも通りトンカツ以外のその日のメニュー黒板が目の前にあったが、この日はステーキは無いらしい、しかし和洋ゴッチャの不思議なメニューで夜のお酒のツマミにというのが多いですね。僕はこの日も平日ランチのカツ丼、これが旨いしこのくらいでかなり腹一杯になってしまう、女房はメンチとエビフライなんて欲張るからご飯を残すことになるんですよ。
侘助
その日の黒板手描きメニュー
宿に行く前にもう一ヶ所ぐらいは紅葉見物を兼ねてと上田に、ちょうどけやき並木の紅葉まつりというのをやっているし、ほかにも何かの催しがあるかもと、その道中の浅間サンラインからは左右ともに紅葉真っ盛りの眺めが素晴らしくて、それだけでもメッケものだったなぁと、今年の信州の紅葉は今までで一番であったと思う。
浅間サンライン手前のR18から見えた浅間山(冒頭写真と同じ)
浅間サンラインでも
上田城のけやき並木紅葉まつりは毎年この時期の開催で土日には賑やかな催しがあるようだが、駐車が困難なというような混雑となるから我々みたいなアレコレと買い食いなどしない年寄は平日がいいと、それに翌日は天気が崩れるということもあったからこの日に。城の石垣の下にある駐車場の一郭には催しのためのテントが並ぶが平日はほとんどがやっていなくて一部だけ、ふるまいのキノコ汁はまつり期間は毎日とかで呼び込みをしていたがこちらも閑散状態、そして欅の紅葉も今年は遅れていて見頃は次週ぐらいでこのまつり期間最終ぐらいになるようであった。
上田城の下の広場には真田十勇士名の幟が
上田城の櫓の一つ
ふるまい鍋はキノコ汁、こういうのは大量に作るから美味しいよね
ケヤキ並木1・まだ緑が残る
ケヤキ並木2
場内では
場内で猿回しが、最近は各地でよく見掛けるが
真田石がある城門前、この日はおもてなし武将隊も見えない
上田城の正面入口からほど近い所にレトロな洋風木造建物の蚕都上田会館というのがあって、このまつり期間には上田のつるし飾り展というのを開催中、数年前に見たことがあって僕は記憶していたのだが女房はスッカリ忘れていたようで、中に入って思いだしたと喜んでいたなんて、老婆心ながら親切にも案内してやったものだと感謝してもらわなと。
蚕都上田館
つるし飾り展示と布細工の販売
城内も小回りで一週してつるし飾り展なども見物したらそろそろ宿にという時間となって、ナビが教えるショ-トカットでR18から斜めに突っ切る田舎道でR254に、リンゴを買おうと立ち寄った直売所の菜ないろ畑では安いものが無いとは、じゃぁ明日にまたということで旧望月中心部から南の蓼科山方面に入って渓谷手前に数軒の宿が集まる春日温泉に、この途中も両側の小高い山の斜面には夕刻に向かいやや弱くなった日差しに輝く紅葉が続いてくれて。
浅間山方面を振り返って
蓼科山方面を
宿は今回もその中の一軒の公共の宿のもちづき荘に、ここは源泉掛け流しの湯が一番の魅力、泉質は高アルカリの単純泉で肌がヌラリとなる柔らかい感じの湯、飲泉もできてクセが無いから冷たければ美味しい湧水といった感じ。浴槽は二ヶ所あって外来客も利用できるのと宿泊客専用とがあるが、打たせ湯やジャグジーもというなら前者の湯に、それと眺めもいいから明るい時間帯ならやはりこちらがオススメ、但し露天やサウナはありません。また格安料金だから寝床の上げ下げは自分でとなっていて、まずは早めに準備しちゃっておいて、とにかく温泉を徹底的に楽しむことに。
もちづき荘
宿の駐車場からの眺め
休憩室からも紅葉が
客室
温泉分析書
団体客の夕食は別途宴会場があるようだが、一般客の食事は広い食堂といった雰囲気の場所で、料理は素朴な田舎料理というものがほとんどだが、冷凍出来合いものみたいなものがないのがいい。佐久は鯉で有名だからメインはその旨煮、これはついこの前に米沢で食べた甘煮とは違っていて、水飴を使っていないから仕上りは柔らかめで川魚独特の感じが強いから好き嫌いが出るかも、鯉は肝が一番と思っている僕には肝部分が少なかったのは残念でした。
夕食
豚肉などの小鍋 変りコロッケなど
鯉の旨煮 これだけは海のもの
煮物 茶碗蒸し
天然キノコらしい 野沢菜
ご飯は断ってお吸物だけを デザート
翌朝も二ヶ所の風呂をハシゴして暫く休んでいれば朝食の時間となって、食堂は昨夜は別室だった団体客も一緒だからかなりの人数に平日でもこんなにと驚いた。朝食は普通の内容だが野菜サラダ、煮物、納豆、焼のり、刻み漬物などは自分で好きにとってくるというスタイル、そして温泉粥がオススメとなっていて薬草茶と一緒に健康にという配慮を売りにしているみたい。
朝食
お天気は予報通りで雨となってしまってどうしようかと思ったが、長野では北の方がややいいらしいからと小布施辺りに行ってみようかと、それに午後には回復してくるようだしで、それならは早目にチェックアウトしてと8時半には宿を出ることに。会計のカウンターの前には大小の藁細工の馬が並べられていて、この売り物が無いかと訊いたら近くの老人が作っているとかで、たまにはおいていることがあるが今は無いと、来年の干支だから欲しかったのにねぇ。
望月は古くは朝廷の駒の産地だったことから