ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

出雲大社・秋の宮島・石見銀山を巡るツアー 第一日目 4/4 玉造温泉 2014.6.12(木)~13(金)

2014-07-15 15:57:53 | 旅日記

 伝承館から玉造温泉はすぐ、川沿いの両側に道を通して両サイドに直線状に並ぶ温泉街の感じは城崎などと似ていますかな、川と温泉は多くのところでセットになっているけれど、ここはかなり意識して湯の町風情を演出していて、初めて来たがなかなかにいい温泉のようですね。冒頭写真は宿にあった玉造温泉街歩きマップである。

 この日はここでも物凄い豪雨があったそうで、川は濁流と化してはいたが、両側をそぞろ歩きする観光客が多く見られ、出雲神話の情景オブジェや橋のデザイン灯りなどに加えて温泉水汲み場や足湯などもあって、川沿いの散策を誘導しているようだからと、宿のサンダルを借りて両側の道を一周すれば、ブラブラ歩きでも手頃な散歩になるぐらいの狭さという規模もちょうどいいですな。

                       バスが温泉街に入ったところで   

                                  ホテル旅館飲食店ガイドマップ

                       宿の窓から1・目の前奥に温泉会館ゆ~ゆがあった

                       宿の窓から2

                       この日は濁流が

                         アオサギがここでも

                         出雲神話の情景オブジェの一つ、シーンを変えていくつかが配されている

                         橋にはデザインされた灯りが

                         全国180ヶ所の温泉で一番美肌成分が多かったと、汲めるように小さな容器を置いてあったが200円は取り過ぎでは

                         足湯

 僕は知らなかったが女房に聞いたらツアーオプションで宿のランクアップがあったそうで、三ケ所に分かれての宿泊となっていて、我々はまずランクアップなどしないから安い宿ということで千代の湯という温泉旅館に。ここは昔からの和風木造の隣に、かなり前に鉄筋コンクリート3階建ての宿泊棟を増築したらしくて、玄関からは靴を脱いでというレトロなスタイル。ほかの宿もどんなところかと散歩中に覗いたが、どちらも大型ホテルといった趣きで、おそらく風呂の大きさなどや食事内容が違うんでしょうな。でも我々の宿も悪くはありません、ただ仲居さんがちょいボケじじいの僕が見事なというようなオバァサンばかりには驚きましたがね。

 これは翌朝の席で知ったことだが、玉造温泉で自家源泉を持つのは3軒だけだそうで、ここの風呂場には先々代が掘ったという源泉のことが書かれていて源泉掛け流し、この宿から周辺に配っていてそれらは循環使用しているらしい。とにかく大型旅館の大浴槽になるとよほど湯量が豊富な温泉でなければ消毒しないと衛生上維持できないはずで、ランクアップの宿では源泉掛け流しではなかったでしょうな。あとで調べたらそのほかは長楽園と玉井館が自家源泉らしい、湯の質ではランクアップしたのはバカみたい、旅行社は見かけだけでランクを決めているんでしょうね。

 食事の方も文句はありません、夕食はご飯は無理というぐらいだし、味もまずまず、朝食も大型旅館ではバイキングらしいが、こちらは昔からの膳立てスタイルでほどよくていい。但し女房は座敷よりも椅子スタイルがいいと畳広間スタイル嫌いで、座椅子を頼む年齢じゃなかろうにかなりのご老人に混じって最後の方で小声で申し込んでおりましたな。

                      千代の湯

                               館内1F

                      新旧の中間に中庭が残されている

                         客室

                      自家源泉の説明が

                         左が千代の湯、右は美肌温泉汲み場にあった成分表で、微妙に違う

                       夕食

                               献立

                          前菜

                               造りも鮮度よし

                               吸物

                               陶板、ランクアップではこれが牛肉かな

                    焼物、すずきの奉書焼なるものを初めて食べたが味噌仕立てなんですね

                                  蒸物

                               椀物は出雲そば

                               酢物

                          香の物と果物

                                             冷酒は豊の秋の花仙山でこれが美味しい

 ランクアップの宿では館内で安来節ショーがあるそうだが、ここではすぐ目の前の温泉会館で8時半から有料500円で見られるとか、ほかには無料バスで同時間に出発してホタルを見るという温泉街のサービスがあると案内が、でも初日は朝が早かったからと9時前には寝てしまった。翌朝食時に添乗員が昨夜はどちらかに行かれましたと聞いていたが、皆さんはどちらにも行かなかったみたいで同じ早寝でしたかね。

 翌朝は朝の5時からの入浴時間に合わせて一番で風呂に、旧館にある温泉はそれほど大きな浴槽ではないものの内風呂と露天とがあって、美肌の湯というのは皮膚の角質が取れるからで、ツルリとしてきて気持ちがいい湯だ、もう1~2℃ぬるめだったらもっとよかったのにと、長湯しなかったから朝も2回と浸かってしまった。

                             ワールドカップ開催初戦の中継の後半を少しだけ見て

 7時からの朝食では係りの仲居のオバァサンが、このあとの石見銀山では5km以上歩きますから沢山食べていってくださいと言うが、やはりご飯は2杯まででやめときました。宍道湖名物の大和シジミは味噌汁と佃煮に、この佃煮が自家製だそうで塩辛くなくて絶妙、湯豆腐は薄めのスープ仕立となっていて、醤油を使うより出し味が上品でいい、温泉の質といいランクアップしないで逆によかったかな。

                    朝食

 8時過ぎにはロビーに降りてチェックアウトを済まして、迎えにくるバスを待つことになったが、それほど待つことも無くバスが玄関前に現れた。

                              会計時に飴を手渡されたと、千代の湯が描かれたもので宿と縁結びでということか


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