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今日の昼には金曜日に蕎麦打ちの会で打った最後の残りの蕎麦を食べながらTVを見ていたら、常滑焼の急須のことを現地から放映していて、なんと窯元での実演者が村越風月さん、僕と同年代ぐらいだと思うけれど彼もいいお爺さん姿になられましたねねぇ。彼の工房を訪ねて、その時には完成品が無いからと出来あがったら送ってもらうように頼んだのはもう30年近く前かなぁ、その当時は髪も黒々フサフサで精悍な感じの人だった。その後も常滑で売られているものが益々高い評価のようで、有名になる前でいい時期に買ったかと喜んでおりましたが。冒頭写真はTVの最期の方で、別格の急須と紹介されていたもう亡くなられた人間国宝の三代目山田常山作の急須、30万円というから急須としてはとんでもない値段、確か風月さんはその弟子筋ということでした。
以下にTV画面から急須制作過程の一部を。
手づくり急須の工程を紹介中
伝統的な常滑の急須の茶漉しはこのようにしてやはり焼物で作る、民窯の益子焼ではこんなに細かくは穴をあけないのは番茶ようだからか
組み立て中を、急須は部品が多くて全部をピッタリ合わせるのは熟練職人の技
出来あがりの取っ手と注ぎ口の角度を、このあと取っ手で立てて自立するバランスの良さを紹介するかと思っていたら、そこまではやりませんでしたね
後半は常滑焼販売の店としてスペースとこなめの店内を紹介していた、こちらは確かにいいものが並べられていたと記憶する、常滑のやきものの散歩道はそれらしい雰囲気があって、これらの店などを巡るのも楽しい旅になりましたよ。
スペースとこなめの店内
その当時に注文で作ってから送ってもらった徳利花瓶、これも焼き上がりが赤い土をさらに燻して黒くしているが、赤味も多少残っている肌合いが気に入り、全体の鋭い形と粗いヘラ削りによる対比が面白くて、たまたま常滑に旅した時に巡り合った常山一門の作品展では売約済みとなっていたものを、自宅の場所を聞いて訪ねて頼み込んだもの。