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このツアーは佐賀県内のみということで宿泊は嬉野温泉の宿に二連泊となっておりました、泊ったところはここで一番大きな温泉旅館と思われる和多屋別荘、ここは新旧の建物がいくつか連なるという超大型旅館です、我々のような団体客は安い料金設定だろうからまとめて宿泊できる高層棟、黒川紀章の設計というけれどごく普通の鉄筋コンクリート建物、高級なのは昔からある和風木造棟のようですね、とにかく食事処や温泉棟を含めて迷路のように廊下で繋がれていて年寄りはまごついてしまう、でも老舗旅館ではあるなと。
この宿は周囲を圧倒するように建てられていて、周囲は温泉街みたいな感じはあまりしないですね、山間幽谷とか眺めが素晴らしいという土地じゃないのと、逆に賑やかな遊び場の店が並ぶというでも無くて、はじめて来てみての印象は特徴が少ない温泉地じゃないかなと、でもこの宿には広い敷地内には川が流れていていいロケーションを自前で作っています、それで特に外を出歩いてみようとは思いませんでした。
宿泊数は当然に多いはずだから長い廊下を歩けば擦れ違う客は何組か、中国や韓国の人が多いですねぇ、九州には釜山から船でくれば飛行機よりも格安で、特にそういう訪日客が多いらしいですね。
客室
客室からの眺め
食事処は高層棟からは川を渡った向こう側の和風建物となっていました
夕食は連泊なのでメニューは変えていましたが、名物だという温泉豆腐だけは朝食ブッフェにも、これは温泉成分で豆腐が溶けて行くというもの、触感が変わるものの味のほうはそんなに違いは無いような、肝心の夕食の内容は我々には十分なものでしたよ。
第一日目の夕食膳
献立
瓶ビールと冷酒は毎度のことで
先付
嬉野温泉湯どうふ
造里
焼き物は奉書焼
蒸し物は佐賀牛温泉蒸し
茶碗蒸し
茶そば
味噌仕立て汁物
季節のプリン
夜も更けての演出です
朝食はブッフェ形式となっていてやはり食べ過ぎとなりますな、少しずつでもなるべくどれもと取ってきちゃうから、二日目はこの中から自分の好みのものに絞ろうかなと思いつつ腹いっぱいです、残すのは失礼だと。
お粥とカレーの二つにしてしまって
最後にはコーヒーとヨーグルト
女房の方がやや少ないかな
やはりデザートも
温泉は添乗員が美人の湯として有名で男性でもツルツルになりますと説明していたが、確かにヌルツルとする湯です、それでアルカリ度が高いのかなと思っていたのだが、温泉成分分析書を見たらPHは7.91の弱アルカリ性でそれほどでもない、泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉とあった。豆腐が溶けるの絶妙な濃度の重曹泉ということだそうで、その炭酸水素塩は肌にもいいと言われているが、成分表を見たらメタ珪酸が多いのも寄与しているのかな。
敷地内を流れる川を修景している
効能書き
温泉成分分析書
夜の仕掛がいいですね
二日目の夕食は食前酒を含めてすべて前とは違うメニューとなっていたが、僕は前のほうが好みであった、でもこの日もご飯までは届かず腹いっぱいに、このツアーでは二日目と三日目のランチもセットになっていて食べ過ぎになってしまいましたよ。
二日目の夕食膳
献立
先付
造里
焼き物は鰆
鍋物は豚肉の嬉野茶しゃぶしゃぶ
温物の季節万十
唐揚げにした有田鶏もこの地の名物地鶏とか
二日目は澄まし仕立て
水菓子
昨日の食べ過ぎを反省してこの朝はやや控えたつもり、ご飯は一膳だけにしたものの似たようなものだったかも、ただこの前に無理して食べた好みじゃないものは取ってきていません、朝はガッシリ食べるほうではあるがやはり普段よりも多かったかな。
朝食に向かったらシラサギが川に
朝食バイキング
コーヒーとヨーグルトは我家でも必ず
これでは女房も反省しているかな
最後はお汁粉だそうだ
久しぶりの超大型旅館でした、自分たちで行くときはこういう大型旅館には泊まらないので、温泉や食事と歩くこと歩くこと。