ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

里帰り中の義妹を誘って年末28日の川越不動の骨董市に

2015-01-12 15:34:08 | 工芸絵画骨董

 毎月28日はお不動さんの縁日とかで川越不動で骨董市が開催されるようになったのは何時からか、関東のこの手の青空骨董市としては古手となっていると思うが、この押し詰まった年末にも開催されていて、年末には里帰りしている義妹をかなり以前に一度だけ連れていったことがあったが、この日は前々からの約束があって所沢に夕方に行く用事があるというので、それなら近い川越にまた行ってみようかということになって朝早くからお出掛け。

 骨董市漁りをしたあとは川越は鰻が有名だからご馳走するというもんだから、久しぶりの旨い鰻にもつられてそれではと、夕方まで時間があるなら川越の蔵の街並みなども見物させて、さらに欲張って温泉にも浸かって、最後は我々だけはまたもサイボクにも回り道して帰ってこようかと。朝は7時過ぎに出てみたら年末の日曜日ということと、仕事納めも多くは終わっばかりのようで、環八も高速もスイスイでまだ帰省の車もないような、この前の秩父へ行った時とは大違いで1時間半ほどで喜多院の駐車場に到着してしまったが、その駐車場は空き待ちの車が列を作っている、皆さん骨董市だとなかなか出ないだろうと博物館や本丸御殿のほうの駐車場に回ることに、市役所も近いこの辺りは川越城があった場所だそうだが遺構もいくつか残っている。

                   本丸御殿は玄関だけが残る

                        中ノ門堀跡を復元

                   とうりゃんせの唄発祥の地という三芳野神社は城内にあった

                   三芳野神社正面から

 こういう青空骨董市は日の出からの開催で、午後3時ぐらいからは片付けとなるから午前中が勝負と客の入りも早いんですね、それで駐車場が朝からもう混んでいるわけだ。骨董市自体は2時間弱で品定めは終わったが、今回の収穫はこの記事の最期にまとめて。

                   骨董市開催の成田山川越別院

                   本堂から見た境内の骨董市会場

                        久しぶりに来てみたら四国八十八か所を模した石碑があって御詠歌が流されている

 骨董市から蔵の街並み方面に歩いていく途中すぐにはくらづくり本舗なるお菓子屋があって、ここで何らかのお菓子を買う客には熱いお茶のサービスがあって、寒い中で骨董市めぐりをした後には嬉しいサービスですな。女房曰く、ここの福蔵というお菓子が美味しいんだそうだ。

                   くらづくり本舗

                                サービスで

 くらづくり本舗からすぐ、創業が天保という老舗の鰻屋いちのやには11時半の開店直後に、まだ席は空いていたが名前を書いて待つようにと、これは食べ終わった時間には既に席待ちの客が玄関内のスペースにいっぱいでこうしているんだと、決して安くはない食べ物なのにねぇ。義妹にゴチになって食べたのは特製の菊という3620円の鰻重、これも上品な感じの蒲焼ですね、僕はもう少しワイルドというか焼き香ばしさがあってもいいと思うが、何はともあれご馳走さんでした。

                   いちのや

                        鰻重・菊

 そのあとは川越の街並み散策となってまずは大正ロマン通りから、こちらは薄暗い原因だった大屋根を取り払ってから修景もされて雰囲気がいい通りになりました、和風の蔵造りや古民家と大正の洋館が混じり合っているのが面白い。そんな中に以前には無かった手織りの店なるものを見つけた女性二人は当然に暫しの沈没となる、こういう手織りの服としては安い安いと二人してお買上げ、女房は骨董市で買わなかったからいうが僕の出費よりも多いんじゃないですかね。訊けばこの夏に出来たばかりだそうだ。

                   大正ロマン通り

                                 手織りの店さをり

 そのあとも蔵造りの町並みを散策、菓子屋横丁も一巡り、義妹もこれらの街並みには感心しきり、もっと時間があればいろいろ見るべき店もあってまた連れて来てやるよと。

                   大正ロマン通リの端っこで直行する道にて、右手の洋館と左手の蔵の対比を

                         コチラも新しく出来たらしい店で、外に行列が、卵料理の店らしい

                   蔵の街並みの中心、冒頭写真はこの傍の小路にある時の鐘

                   菓子屋横丁ではここで手づくりの様々の模様の金太郎飴が買える

                           飴細工も

 街並みを一巡りした後は中心部からはそんなには離れていない場所にあるはつかり温泉という日帰り温泉施設に、こちらはナトリウム・塩化物泉ということで首都圏で多い黒湯のナトリウム・炭酸水素塩泉とは泉質がやや違うようだが、やや薄いながら茶色系の色がある湯だ。ここで良かったのは内湯と露天に38℃というぬる湯浴槽があること、サウナも2種類、露天には各種の浴槽や寝湯や足湯に壺風呂には電気風呂などとなどといろいろあっていいですな。

                   はつかり温泉

 このあとは義妹を西武線の本川越駅に送って、我々は日高にあるサイボクに向かう。この日は日曜日だったから夕刻に近づいた時間でも賑わっていて、今晩の惣菜にとグリル焼のトンソクとレバーを買うことができた、それと次の日の晩には鍋をと豚しゃぶ用のスーパーゴールデンポークなどを、ここの豚肉はとにかくおいしい、お値段もそれなりではあるけど。

                   サイボク駐車場から農産物棟を

                   サイボク

                        テークアウトでいろいろと

 さて骨董市で買ったものは義妹は西洋アンティーク狙いだったようだが僕は和ものばかりを、それも郷土玩具などを中心に、久しぶりにこちらに来てみたらこの前のボロ市では見当たらなかったようなものがかなり目についてしまって、ツイツイいくつか買うことになってしまいましたな、昼をゴチしてもらったからいいかと、でも安いものばかりだけど。

                            神社にあったものか、かなり時代色がある白馬、何故か鬣や尻尾は黒いが尻尾は取り外しできるようになっていてデザインでしょうか、神社やイベントなどで先導する馬は葦毛ですよね、午年の最期になって我家にお迎え、12年後も生きていられたらこれを一番目立つところに飾りましょうか

                            土人形の恵比寿大黒、何処のものかは分からないが安かったから、色付けは雑ですが

             

  元の持ち主が大宰府で買ったらしい十二支のミニチュア面揃い   同じ持ち主からというどちらも小さい郷土玩具のきやあつぐろ車とむつごろう車

           

    奈良絵の盃だが赤膚焼かどうかは分からない       飛騨木版染のぬいぐるみの酉   足と尻尾が動く構造のミニチュア鶏で女房が買った

 実はこの後の旅行で見た神社の大きな木彫の神馬が、こちらも白馬であるのに鬣と尻尾は黒くなっていて、本物は全部が白でも動きなどでよく見分けられるが、木彫ではそこまでは表現できないから黒くしているんだろうと思いました、この時の旅日記はこれから書いてアップします。


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