バスで内宮に廻れば宇治橋前にあるバス駐車場は乗降時に一時駐車できるだけという混雑ぶり、これは式年遷宮の1月中はずっとということで、こちらも我々のツアーは早め野到着ではあったものの既に続々と団体客がやってきている。こちらでの滞在時間は参拝に1時間ほど、そのあとはおはらい町通りやおかげ横丁などの散策にも1時間強で、オプションの昼食を頼んだ人は12時過ぎに食事処に集合して、最後はそこがお土産屋でもあるから買い忘れがあったらそこでゲットして、迎えに来たバスにということとなった。冒頭写真は帰り待ちの駐車場側から宇治橋方面を写したものであるが、人出が多いのは遠目で分かりますかな。
宇治橋を渡ってからの内宮の参拝コースは、外宮が時計回りに正宮に進むのとは反対で、こちらは反時計回りになっているんですね。宇治橋も20年ごとに架け替えられるのだがこちらは4年前に架け替えが済んでいて、確かこの前の熊野詣でのあとに来た時がマッサラだったと記憶する。
内宮案内パンフレットより
維持橋手前にあった説明
内宮には火除橋の前に宇治橋が加わる
両側に鳥居が立つ宇治橋を渡れば神域となって、内宮ではその先に火除橋があって手水舎にとなって、そこで清めるか五十鈴川で清めるかしてから参道を二つの鳥居を潜り抜けて奥まで進めば、正宮が外宮とはここでも違っているのは一段と高い場所に鎮座、現在の社は東の米座で一番奥の場所に、その手前には新しい社が囲いの中でこちらも既に完成しているらしい。
五十鈴川で清める人も
三重県産の日本酒が、神宮の御料酒は灘の白鷹とか
西の金座付近
左上に遷宮の準備中の覆いが
正宮参拝へ、階段からは撮影禁止
そのあとは案内地図に従って天照大神の荒御霊を祀る荒祭宮に廻れば、こちらも囲いがあって新しい社ができているらしい。さらに神域を横切る形で五十鈴川を渡った場所にある風日祈宮にもお参り、また橋を渡って戻ったところが神楽殿で、こちらのご朱印を貰い受ける。最期は裏側の道を通って木花開耶姫命を祀る子安神社にも女房がお参りしていくと、ハテこれは誰のためなんだろうね。宇治橋まで戻ってきてのここまでの所要時間は、かなり忙しく廻ったから50分ぐらいだったかな。
荒祭宮
風日祈宮橋から上流側を
風日祈宮
神楽殿前を正宮に向かう団体さんが何組も通っていく
左手にお札と朱印を貰う人たちが
子安神社と大山祇神社
お伊勢参りが済めば精進落しじゃないけれどお楽しみ時間となるわけで、すぐそばで賑わっているおはらい町通りとその一郭にあるおかげ横丁を散策してのお土産タイムとなる。このおはらい町通りの街並みというのは何時ごろから整ったものか、僕が最初に伊勢神宮にお参りした頃にはかの赤福の重厚な建物があったぐらいと記憶するが。確かにこれだけ昔を偲ばせるような和風建築が並ぶように建てられれば、それらが土産物屋や食事処ばかりであっても雰囲気だけで賑わうわけで、これに伊勢名物がいろいろ加わってなかなかに魅力的な観光地になっている。江戸時代のお伊勢参りの熱狂を復活させるのに成功したわけで、恐らくこれに一番貢献したのは赤福じゃないかと、こういうのって小布施も同じで古くからの大旦那というのはこういう役割も果たさなくちゃね。女房は松坂木綿のもめんや藍という店でかなり長く沈没していたが、目についたのはおはらい町通りでは伊賀組紐の店、試食用にと鉄板で干物を焼く店、大きな虎の張子がユーモラスだったういろ菓子の店、五十鈴川沿いのカフェなどが、おかげ横丁では豚捨なんていう豚は扱わないで牛肉だけをという店や出汁の素が美味しい伊勢路名産味の館、観光客に売れるのかどうかという神祭具などを扱う店など、ここは2時間以上は滞在時間をとりたいところだね。
おはらい町通り1
おはらい町通り2
伊賀組紐の平井
ひもの塾
試食用にとドンドン焼く
五十鈴川カフェ
虎屋ういろ
赤福本店
おかげ横丁1
おかげ横丁2
おかげ横丁3
おかげ横丁で紙芝居をやっていたが見ているのはオトナ
もめんや藍
豚捨
名産味の館野つゆの素は左の極上が格別に旨い
神祭具の宮忠