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本日は弥生の節句ひな祭りということで、この前にこの時期の我家の設えについてはアップしていたが、その中から特に各地の民芸品で多少は由来が良さげで一般には珍しいかなというものを4種類ばかりを冒頭写真に、これらは旅行先で買ったり骨董市で見つけたものです。
土人形は恐らく庄内地方の土人形だと思いますが、髪の毛部分を見ると人の髪を張り付けていて色塗りのものよりも古いものです、全体を見ても時代色が付いているような、ボロっぽいと見ればそうですねということで骨董市では安かった。
手前の台に乗っているひな人形は松本の押しびなです、ベラミ人形店といったかその店だけが作っていたようで、もう30年以上前に購入したもの、松本ではもっと大きいものを吊るしていたような、これは小ぶりでいいなということで。
奥の中央は倉吉の流しびな、これも30年以上は前に山陽から山陰と一巡りした時にお土産屋に、本来はこのままで川に流すというものらしいが民芸品として売っていた。
奥のもう一つは薩摩ゑびなというものです、これは骨董市で女房が見つけました、こういう地方で作られる民芸品には面白いものがありますね、こういった郷土玩具類は探せばまだまだあるはず、収集しても安いし邪魔にならないからいいんじゃないでしょうか。
付け加えるとどれも古い伝統のものということから向かって右が男雛となっています、左大臣のほうが右大臣よりも上ということになっていますから、土人形もここではほかのものに合わせて並べました。
さらに土人形雛ではもっと新しいものと現代作のものがあって、酒田は鵜渡形と横手の中山人形ですがこれらも見比べてください、左手の鵜渡形は今は無い温海温泉朝市の骨董店で買ったもの、もう人毛じゃない時代の庄内土人形よりも新しい時代の造りです、そして右側の中山人形は横手の樋渡人形店の現代作ですから、造りも細部まで丁寧で色も真新しくてキレイですね、これだけは今様に男雛を逆においてみました。