二日目の立寄り湯の藤七温泉の次は、藤七からそんなには離れていない秋田県側に入ったところにある蒸けの湯、ここも火山活動の真っただ中にあるから噴煙を上げる谷に数ヶ所の露天風呂と、地熱利用のオンドルも設けられ、木造の大きな建物本館もある温泉宿、藤七と違うのはここは通年営業しているとかバスガイドさんの話があったから、それで建物は冬季閉鎖の宿と比べるとややシッカリした造りとなっているようだ。内湯は男女別で本館併設の露天風呂も男女別のみ、谷底にある露天風呂は点在していて男女別もあるが、ここの名物は樽風呂もある混浴露天風呂だそうだ。
藤七から蒸けの湯へはトドマツの高所を少し走ってから下って行って
蒸けの湯はこの噴煙が昇る谷の中に
蒸けの湯
こちらの泉質は酸性の単純泉と弱酸性泉の二種類、特に子宝の湯として知られ、子宝祈願として金精様を祀ったふけの湯神社なるものが玄関に入ったところに鎮座、見事な御神体が飾られていて、おおらかな気分で真面目にお参りしないといけません、立寄り湯中の若い男女が暫しお祈りしていましたよ、でも柏手は打っていなかったな。
前回は内湯の方に入ったから、今度は名物だという樽風呂がある混浴露天風呂にと、この浴槽が一番大きいようで、温度が異なる二つの浴槽があって、源泉は高温だから加水しているというが、熱い方は夏油温泉に負けずに高温、もう一つはやや熱めぐらい、樽風呂は適温であった。ちなみに水には強いヒバで作ってあるそうだ。ここも大自然の中でという解放感が素晴らしい、しかしオンドルの方は時間が無くてまだ未経験、地熱温浴は30分以上は必要だものね。
斜面からは噴煙がモウモウと
一番左手に樽風呂がある露天が
2槽になった露天風呂、その先に樽風呂が4個、上の方に見えるのは本館の内風呂に続く露天風呂
オンドル小屋が二ヶ所
ここでは内湯には行かなかったので温泉成分書は写真に撮りそこねたが、3源泉があって弱酸性泉と単純酸性泉とかで、後者のPHはかなり低いらしいから、今回入った露天は弱酸性泉のほうかな、目にはピリッとこなかったから、でもこれはぬるい方での印象で、水で温度調整して薄めているからなのかはよく分からない、湯船が白濁で硫黄分があることだけは確実だけど。