今年も女房が集めた物を中心にお雛様飾りを家中のここかしこに、もう何年来もこの時期の恒例となっていて女房のその時の気分で適当に飾るから、毎年同じものが出てきても年ごとに場所毎に飾り物の組合せが変るので目新しいかなと気分もチョッピリは、多少は新しいものも加わっての今回の飾りつけの様子を以下に。
これらの中では土人形などの古いものだけは僕が収集したもので、冒頭写真は昨年に追分レトロ市で手に入れたもの、下の玄関の飾り棚の写真の中にその他の人形と共に鎮座させている。雌雛には本物の髪を貼りつけてあって古いものらしく鳴玉も入っているから、江戸末期から造られるようになった鶴岡のものだと思って買ったのだが、、調べてみたらやはり表面の粗い感じや眼の描き方などと、ドッシリした感じはやはり鶴岡瓦人形の特徴にピッタリで間違いないでしょう。
一応は正月飾りなどは片付けはしたが、年末に買ってきた活花はまだもっているのでそのままに、さらに干支の午の人形や小物などは邪魔にならないから一緒に並べ立てておりますな。
玄関正面の庄内箪笥の上は昨年同様に大きい市松人形を主体にして、そのあいだに横手の中山人形の内裏様を、この土人形は今年のお年玉切手のデザインの土鈴の作り手である横手の樋渡人形店のもので新しいものだが、それでも今の先代のもののはずだ。
上の中山人形の内裏様のアップ写真
廊下には常設で置いている先代の犬達の写真の前に女房が友人からもらったという手作りの内裏雛とミニ着物の飾りを、狭い場所だからこんなものでということでしょうが、こんな場所にも飾る必要はあるんですかね。
トイレ内の洗面台の上にも小さな手作り雛が一組だけ、これも貰ったものとか、ここまでは女房自作のものは少ないようだが、雛飾りはクリスマス飾りと同じぐらい数があるからやたらにいろいろな場所を見つけては置いていますねぇ。
居間に入れば女房手作りの力作?がいくつか、まずは窓辺にはこれまでずっと飾っていたアイヌ刺繍タペストリーを横にずらして縮緬細工の吊るし雛を、これは数年前に女房が習っていた柳川さげもんだそうで、本当は一つでもっと多くを吊り下げるのが本式で、外周には七本の縁起物細工に加えて中央には毬を一本という計8本なんだとか。それだとかなり大型となって持て余すということで、この程度のものが家庭向きじゃないですかね。
さげもんのアップ、全部が違う縁起物になっている
そして丸テーブルの上にはお雛様バージョンの風呂敷を広げて、これも自作の内裏様を一組だけ竹の半割りの座に入れて、竹籠に菊の花はこれも前からのものがそのまま置いてあるだけですね。