ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

久しぶりに横浜ベイエリアに

2009-12-06 18:14:55 | 街めぐり

 横浜開港博は低調のまま終了ということだが、もう見学の小学生集団なども見かけなくなった静かになった平日のベイエリアに久しぶりに出かけてみた。というのも横浜貿易センターと赤レンガ倉庫でアンティークフェアや着物市があるという案内葉書を貰っていたから。

 11時少し前に万国橋手前の大型コインパーキングは平日最上限が800円と安いからもう満車で、ワールドポータースに廻る。昼飯には中途半端だからまずは赤レンガ倉庫で開催の横浜今昔きもの市なる催しにと、吊るし雛やアイヌ刺子を習っている女房が端切れなど買いたいと言うので入る。僕もちょっと中身を見たが、場所柄この市の参加者はかなり大きく商いをしている業者が多いようだから多少は高めかな。こういう着物を扱う市にはオバチャン達が大挙して来場しておられます、さらに最近は若い娘達に着物ブームがあるようで、自分で着るために安い古着を物色しているのが目に付くようになった。僕は筒描や絣の風呂敷、布団用の古布などだけ探してみたが、来年の干支の虎の柄の久留米絣があるよと見せてもらった3枚つなぎのもの、アレッこれは僕が持っている4枚つなぎと同じものだと。この3枚ものも柄を上下逆につないだり、線模様がずれていたりといとも無頓着に縫い合わせているから訊いてみたら、これはこのままで出てきたもので布団用だと思うが自宅使いで実用本位で気にしないからじゃないかという話に、僕が着物をほどいて骨董屋が改めてクロスにしたという推理は間違っていたようですね。

    

 この会場の上の階では同時に江戸職人展・匠in横浜という催しをやっているというので、僕はそちらのほうに廻る。赤レンガ倉庫でこういう催しに出会うのは初めて、屋根トラスが見えるホール空間では東京以外からの店もあったから場所の江戸だけでなく時代の江戸の意味もあるのでしょう。ここで急遽参加したという柿渋染の店で手染めのショルダーバッグが気に入って図らずも買ってしまった。軽くて使い勝手がよさそうで、自前注文織の木綿にいかにも渋い感じの手染めの味を自慢げに見せられ、周辺の皮作りもしっかりしていてお値段は大オマケというのにはつい手がでてしまった。女房に、あなたが自分でこういうバッグを買うなんてビックリと、冷かされてしまった。これを買っちゃったから、このあとの骨董市ではもう見るだけにしようと。女房は津軽こぎん刺しの店で、その店が使っているという刺子糸をいくつか買っていましたよ。

    中もいくつか仕切があって

 そんなこんなでかなり時間をとられ、遅昼は中華街でと運動のためもあって歩く。どこにしようかなとぶらぶら昼メニューを見ながら歩いて、マスコミにも紹介されたことがある女性オーナーシェフの愛群という店に初めて入る。女房は中華街では五目焼ソバがほとんどでランチメニューにあったし、僕はここの定番という牛バラ煮込丼が食べてみたかったから。僕の牛バラ丼は見た目にはちょっとばかり寂しい盛付ですねぇ、味のほうはまずまずですが牛バラならこの近くの市場通はずれの萬来亭やその手前の雲龍の牛バラ麺のほうが丼より僕の好みかな。雲龍はかなり以前にお爺さん料理人のアッサリスープとのバランスがいい牛バラ麺だけを食べたことがあるが、そのお爺さんが亡くなって味を誰かが継いだと思うのだが最近は食べていないから不明な点も、でも窓の外にある写真入りメニューの一番に今も載っているから看板メニューだと思う。

 ちなみに女房の焼ソバは具は立派に見えるもののやや濃すぎる味付けで、閉店した茉莉花がやっぱり一番好みだったと、でも小鉢で付いた小振りのシューマイは美味しかったという。まぁ安いランチで文句は言えませんが、この店は小さい店内を女性シェフらしくもっと小奇麗にしたほうがいいでしょうな。

 

 この日は元町には足を伸ばさずにまた戻り、産貿センター大ホールで金土日の3日間開催の骨董アンティークSHOW横浜に立寄る。この骨董市も年に数回か開催されるが、参加業者の入替りは少ないようで青空市などと比べるといいものが多いしそれなりの眼が入っているからビックリ掘出物というのは期待しない。確かにいいものはそれなりのお値段、それと最近の傾向なのか僕が感じるだけなのか、古伊万里や鍋島などの高級品は一流を扱う店でしかあまり見かけなかったものが、最近になってそれ以下の業者のブースにも出てきているように思う。世の中不景気で収集家自身が手放しているのか、収集家の遺産を受けた後継者に興味が無くて出てきているのものか。いずれにしてももう高いものは買いませんから、こういう市は値段の勉強と割り切って見て廻ることに。でも古着物などを中心に見て廻った女房によると、朝方見た赤レンガ倉庫のものよりこちらの方がやや安めだったそうですよ。

    

 案内葉書によると、この骨董市の主催者は浅草や五反田でのフェアもやっているのですね。


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