ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

宇都宮餃子で大好きだったオンボロ店幸楽の味に再会

2009-12-05 10:48:21 | グルメ・酒・ワイン

 信州在住の人のラーメンを主体にした食べ歩きのブログを見ていたら、最近宇都宮に遠征した際にラーメンだけではなく有名な餃子も食べくてはと地元の友人お薦めの宝木町の幸楽と馬場通のみんみん本店に行き、焼はみんみん、でも水は幸楽といって水餃子の写真が掲載されていて、ただ湯に入っただけの宇都宮式水餃子とは違った野菜の具も入っている内容でスープも旨いというコメント記事に、思わずこれだ、と叫んでしまった。ちょうど東北方面の秘湯を守る会の宿に3箇所に宿泊してその最後に福島の高湯温泉に泊まる予定が控えていたので、最終日の18日には桜満開の会津に回ってから会津西街道で宇都宮に出て夕食に合わせて立寄ることを目論んだ。

 宝木町にあるその店は昔のお爺さんの店があった宇都宮中心部から西北方面郊外の若草からさらに西北の、大谷方面に行った住宅街の中に隠れて建っていた。午後4時半に到着すれば我々が夕方は一番乗りらしい。僕は水餃子にラーメンと焼餃子まで欲張って注文、女房は水と焼餃子のみを頼んで待つこと暫し。待望の水餃子がまず最初に出てきて、これが丼にタップリの量でこれにラーメンもだと汁気が重なりちょっと多過ぎでしたね。この水餃子は鶏でスープをとったあのお爺さんの味そのまま、そして中に浮かぶ餃子が柔らかくて横浜中華街のモチモチ厚い皮とはまた違って、多目の具がこぼれでる食感がまたいいですねぇ。宇都宮ではこういうようなスープ味もしかりと付けた水餃子を出す店は珍しいはず。女房もこれは美味しいとペロリ。焼餃子もみんみんよりやや肉が多めで宇都宮方式とは一味違うのもお爺さん譲りである。特筆物はラーメンで、これも水餃子と同じ鶏スープが入っているからか、かなり旨いのです。

        

 我々が食べている間にも餃子持帰りのお客さんが何人か入ってきていましたから結構な人気店になっているようです。そんなお客さんが途切れた時に40歳代ぐらいかと思われる店主に若草の店と関係あるのかと訊けば、それは祖父の店だったという。あの当時若い野球帽のアンちゃんが手伝っていたのを見たけどと言えば、20年位前から僕がよく手伝っていましたとの返事、でお爺さんはもう亡くなってあちらの店は閉じたのだそうだ。いやー、やっとあの味に再開できたよ、宇都宮ではこれが食べたかったんだよと空になった丼を指差してああ旨かった、また来るねと膨れた腹を満足満足と撫でながら帰路につく僕でした。


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