年に4回だったか、平和島の流通センターで金土日の3日間の開催となっている全国古民具骨董まつりは今回で第161回目とか。実はその最終の日曜日の昼間に女房が友人を招きたいと、僕はまったく面識がない人ばかりとかで、それでは邪魔にならないように一人でどこかにと骨董市日程を調べていたのだが、あいにくと雨模様では青空骨董市は中止になりそうと、ちょうど屋内開催のこの催しがあったから久しぶりに覗いてみることに。
場所は浜松町駅からモノレールで流通センター駅で降りれば目の前、大物を買うのなら車でという人も、最終日の日曜日は午後4時閉会だそうで午後からでは時間が足りないからと11時には会場に、というのもこの骨董市の出店業者は400を越えているので。
会場は入って2Fに
全国というように各地から結構選りすぐりの古美術商も参加していて、青空骨董市や蚤の市などよりもいいものが見られます、でもそれだけ高め、僕が目を付けた郷土玩具などでも引きずられてやはり高い、よっぽど珍品でない限り買う気にななりませんでしたな。
出店者の配置図、都内では最大級の骨董市となっている
そんな中で目の保養というべきか、こういう骨董市では初めて本物の薩摩切子を見つけました、幻ともいうように美術館物です、お値段は1200万円とか、写真を撮らしてもらってよくぞと聞けば、新潟から出たものだそうだ。
薩摩切子、カットが非常に細かい、ボカシがあるのも特徴
結局午後2時過ぎまで、特に僕が目を引いたのはチベットの曼荼羅が多かったことや、西洋アンティークの店では出来のいいイコンがあったこと、また銅器鉄器とか絵画版画とか和家具などの専門を絞った店とかもあって、これだけ多くの業者が集まればこれはという興味深いものが目に留まりますが、やはり高いなぁと相場感覚を養うだけ。
それでもこういうところに来ちゃうとついつい買ってしまう、直後の15日には世田谷ボロ市にも行くつもりなんで控えておこうと思っていたのに。
チベットの塼仏のツァツァ、仏様の顔目鼻立ちが少し残っている、裏側にはお経らしい文字があって、普通に貼り付けるものとは違うのかどうか
七化狸と左から書きで、箱があるのが気に入って
虎斑竹のような模様がある竹籠の花活け、小さいのは持っていたがこのくらいの大きさも野の花を活けるのにいいかなと
とにかく大きなものは買わなくなりましたが、我ながら病膏肓ではありますな。