火曜日に一人で日本橋三越で開催中の日本伝統工芸展を見物しがてら、ここのところ運動不足だから銀座から歩くことにして1万歩以上を目指してなるべくウロチョロすることに、昼は例によって安中華で済ましてきましたです。いつもなら女房も一緒に行くはずなのだが、今は子犬のゴン太を長く置いておけないというものだから。
銀座ではまず三越銀座店に、実はもう一つ目的があって三越で販売しているというカスピ海ヨーグルトの種を買うように言われて、どんなものか分からなかったのでここで実物を教えてもらい、日本橋本店でも売っているかも聞いておこうということで。次に通りかかった文具のITO屋では来年の手帳フェアの看板を見て、毎年使っているリド手帳を買おうかと立寄ったら、日本製は早々と出ているのに目的の物はまだ無かった。
そのあと昼は朝日新聞のおやじの昼めしにあった店がこのあたりにはいくつかあるからと昭和通り方面への脇道にそれて、この前に見掛けた吉祥寺で有名な肉のサトーの支店でメンチカツを晩飯用に買い込んだあと、もう少し遠回りして今回は弾正橋近くにある中華シブヤに入ってみた。
サトー銀座店
この前はこの近くの謝謝美食というところだったので今回は店を変えて、この店も昼時はサラリーマンが入れ代わり立ち代わりで繁盛していて、奥の厨房もサービス係りももう老人ながら元気よく声を出しながら忙しく立ち働いている。そう大きくも無い店内は当然に相席で、その様子からはもうかなり年期が入った街の中華食堂といった感じがして、庶民的で好ましくも橋の袂に馴染んだといった風情が逆にある。確か新聞では五目焼ソバ650円が出ていたとそれを注文、厨房を見ていたら老人夫婦が助手を使ってで手際よくいくつかの注文を並行処理していますねぇ。ここの焼ソバは上海風で餡かけじゃないタイプ、野菜がいっぱい入っていて栄養バランスがいいからサラリーマンのために毎日利用してもらえるようにと工夫しているんじゃないですかね。付け合せにスープがあるのがいいですな。
中華シブヤ
五目焼ソバ
食べ終わってまた銀座から日本橋へのメイン道路に戻りつつ三越本店まで、途中ではぽけかるツアーの旗を持ったグループが日本橋下の船着き場で乗船しているのを見たが、この川巡りは人気らしいね。
日本橋下の船着き場
日本橋三越本店で開催の日本伝統工芸展は毎年ほとんど欠かさず見に来ていて、さすがに現代の名工たちが競った作品は見ごたえがあって、これが無料というのが実に嬉しい。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸と分野があって、今年は616点が入選作品として展示されているから見るだけでも忙しくなってしまう。この日は金工についてのギャラリートークがあって、実に1時間は説明があったのだが、そちらを全部聞いていたらさらに時間が掛るからと遠くに耳にしながら会場の別の場所を巡る。日本工芸会総裁賞を初めとする特別賞受賞は16点が選ばれていて、名人が技を尽くしてこれでもかというものより、腕前は控えめに見せて何か新しい工夫があるものが選出されているように見受けられたがどうでしょうかね。展示台に小さく購入希望者は相談をと表示があったが、作品のカードに赤丸がついていたのがいくつかあってそれらは売約済みというこだろうか、しかしどれも高いことだろうねぇ。脳梗塞で活動を控えていると聞いた伊藤東彦さんの布目に絵付けの作品が今回はあって、もし復活されたのならお慶び申し上げます。
日本橋三越
入選者名簿
最後は地下の食品売り場に廻ってカスピ海ヨーグルトの種を購入、これって家庭だと夏場を越すとヨーグルト菌が弱って雑菌が増えてしまい、滑らかな風味のいいものがボソッとして酸っぱさが強くなっちゃうんで新しくしなくちゃいけないらしい。
二袋入って800円
夕食で食べたサトーのメンチカツはイヤミがなくて確かに美味しいが、自由が丘のコシヅカの肉!肉!というものとは甲乙つけがたい。でもこっちはタマネギに味が染みついているのがいいね。女房は両方のメンチよりコシヅカのコロッケのほうがいいというが、サトーでもあったからそれも今度は買ってみよう。
サトーのメンチは球体