信州でも雨続きで土曜日になってやっと晴れるまでは行かないが、曇り空ながら雨の心配はないというので、ずっと軽井沢周辺から佐久辺りぐらいまでしか行っていなかったので、今回の滞在もあと少しだからと上田方面まで足を延ばしてみることに。上田の西隣の青木村の道の駅にはあおきのこという人形があるように、キノコで有名でこの時期には松茸が並びことで有名、もう知れ渡っているから朝早くでないと売り切れるほど、でも雑キノコならまだ残っているという望みもあるかもと。
途中は小諸で肉屋惣菜を買いたかったので回り道して道の駅あおきには11時の到着、この時期は駐車場には多くの車が、さらに観光バスも1台いて農産物直売所は大賑わい、土曜日ということもあったのでしょうが。
道の駅、建物は元パチンコ店だったそうで建て替える予定とか
売場には超大物の松茸だけが4パックだけ残っていましたが、雑キノコは既に売切れでラベル掲示版は伏せられている、さすがにこれだけの大物松茸は16000円からという値段にまだ売れ残っていたんでしょうね。この後に見た地元新聞記事では、ふるさと納税の話に加えて、この道の駅には毎日100パック並ぶとあって開店前から客が押し掛けるという、僕も以前に30パックぐらいは見たことがある。有名になって値付けも強気になっているかもしれませんね。
一番高いのは22000円とあった
地元新聞記事に
かやの実というのは初めて見た、健康食だそうだ
この時期は食事処のこまゆみでも松茸料理があるそうで、それを目当ての来場者も多いみたいで席がいっぱいという様子は初めて、松茸ご飯1300円と青木村特産の蕎麦というタチアカネのざる880円をとって食べ分けてみたが、見た目よりもご飯自体の中に松茸がもっと入っていたらいいのにねぇ、蕎麦の方は風味はやや強いものではありましたが田舎風で、僕はもっと細いそばが好み。
こまゆみ
期間限定の松茸料理
松茸ごはん
ざるそば
タチアカネの花
道の駅前の道路の反対側には広い公園が今年から本格的に開放されていて芝生が気持ちいい、案山子祭りはご愛敬だがドッグランが全面芝生なのが素晴らしい、ここの芝生はワンちゃんもOKというのが軽井沢の公園とは違っておおらかでグッドです。
道路の反対側が公園
案山子が並ぶ
上の写真をトリミングして
ゴン太がドッグランで遊ぶ
地元の人と話したらここは東急の五島慶太の出身地ということで、元は小林姓で生家はこの先の山に入ったところだが、養子先が五島で公園から見える家だと、その家の近くにも小さいながら公園があって、家は縁者が今も住んでいるそうだ。話しは弾んで、昔はこの付近の赤松がある山に行けばたくさん松茸が採れたそうだ、その赤松が枯れたりして少なくなっているそうで、植林した松ではダメで実生の松が育たないと出てこないとか、それと下草の手入れも大変と放っぽっている山持ちもいるんだとか。
手前はタチアカネ畑、前方に五島家が
この日の温泉は田沢温泉の有乳湯には入らず、物味湯産手形の無料の温泉を消化すべく旧武石村のうつくしの湯に、その途中でこちらにも雑キノコがあるかと立ち寄ったのが旧丸子町の農産部直売所のあさつゆ。こちらでは毒キノコの展示を食べられるものと並べて沢山、90種以上のキノコのうち食べられるのは40%以下なんだそうだ。それとキノコはこれからが増えるというような話も。
あさつゆ
この手前は食べられるキノコが白い紙に名前を
反対側には毒キノコを赤い紙に名前を
この3種類が一番見分けが難しいということで
店内にはまだ売れ残りの松茸が4パック、ここでは6000~となっていたが、地元客がほとんどでこの値段でも買手はなかなかつかないんでしょうね。ここで見つけたのは直前のキッチンが走るで紹介していた大桂商店の味噌、早速にも2番目の値段の物を買ってみたが、これは横浜に持ち帰ってからとなります。
松茸
大桂商店の味噌が数種類
ともしび博物館のすぐ先にあるうつくしの湯は小さいながら露天とサウナもあって、大きい方の内湯がぬるめなのがいい、泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉で成分はやや濃い目、空いていることもあってなかなかにいい温泉です。
モダンな造りのうつくしの湯
紹介パンフ
ここでも10月2日には松茸の販売があるそうで早い者勝ちだとパンフレットが、この日に回った周辺一帯は通り過ぎた塩田平がとくに有名だが、信州でも松茸の一大産地ということが分かりますね。