今年も軽井沢の山荘を開ける準備にまずは掃除だけでもと4月前半の最期に今年も、この時期に庭に落ちた枝や芝生の上の落ち葉などを片付けてやれば育ってほしいものが日光を浴びて元気になるだろうということで。でも山荘に泊まるにはまだ寒いからイヤだと女房が言うから温泉に泊まることに、昨年は一泊だけだったが今回は二泊をすることにして、上田あたりのサクラも見物しようという心積もりで旅に出た。
ここ数年続けてその年の最初の軽井沢山荘開けのための旅では、前日に秘湯を守る会の名旅館法師温泉長寿館に泊まっていて、今回も第一日目の道筋は同じだからと、そんなには観光をするつもりもなくてユックリの出発。秘湯を守る会では冬季の割安キャンペーンを12月から翌年の4月下旬まで朝日旅行を通してやっていて、毎年利用させてもらっているんですよ。
我家を8時半に出発、環八から関越道を走って渋川ICで降りてまずは伊香保温泉に、坂道をずぅーっと登って行ったら温泉街手前の上州物産館付近は今がちょうどサクラが満開に近いところで、まずは物産館の売場漁りを兼ねてちょっとばかりお花見気分も味わっちゃう。この道沿いには食の駅という地場産品の直売所もあって競合するところもあるようだが、この辺りはもつ煮が名物らしくて何種類もあるのには選ぶのに困りのではと思うほど、今回は二泊もするから買えなかったけど味見で比較できたらいいのにね。
上州物産館とサクラ
もつ煮がズラリと何種類も
その先の伊香保グリーン牧場周辺もサクラが多くて、車中から眺めただけで素通りしたが、牧場には入場しなくても駐車場でお花見ができそうなぐらい。この観光牧場の目玉はシープドッグの実演らしいが、年寄二人で見物してもハジマラナイから見物したことは無い。
伊香保グリーン牧場付近
伊香保温泉の階段の始まる広場の向かい側には無料駐車場(冒頭写真は駐車場前の道路を渡った広場から階段の始まりを写したもので、この幅が広い階段は新しく増設されたもの)があって、平日であればまず駐車できる。今回は昼時となってきていて、もう何回も階段全体を登り降りしているのと寒かったから半分まで往復しただけだったが、平日はあまり観光客は見られなくて閑散としたもの、これは時期的なものもあるのかしれないが、階段を中心にしたというこれだけ特色ある風情が感じられる温泉街なんだから何か勿体ないような、賑わいのための仕掛けを工夫しないといけませんな。旅館以外の魅力ある店をもっと増やすなどして恒常的に客を呼び込む工夫が欲しいのでは、旅館の一部を店舗にということでもいいと思うんだけど。ほかには個人的には上越の山々などを眺められる絶景ポイントを作ってもらうと嬉しいのだが。
伊香保温泉案内マップ
石段の途中から先を
年番旅館の一つ、酉年担当
石段途中からの上越方面の眺め
伊香保からは少しR17を北に向かって走れば道の駅こもちがあって、ここには農産物直売だけでなく山野草なども売っているから立寄ることにしていて、この日はここで手軽に昼飯も食べておくことにしてしまった。昔の宿場があったとかでまだ巡り合ったことは無いが六斎市なども立つというのは面白そう、裏手に少し入った場所には日帰り温泉施設もあるなど、道中で時間があれば一休みも兼ねて都合のいい道の駅だと思う。
道の駅こもち
普通のラーメン 直売所の蕎麦粉は1kg1000円と安い、つなぎは山芋の粉らしい
このあとも一般道のR17をひたすら走って旧新治村に、道沿いにある湯宿温泉の場所から左折して坂道を登ればたくみの里がある。宿のチェックイン時間までにはまだ早いからとこちらにも一応立寄ってみることに。ここも平日だし寒いしで人出はほとんど無いし、たくみの店もヒッソリしていて臨時で休みのところろが多いようで、これでは観光場所にはなっていませんな。もう何回も来ているから見ることも無いかと農産物直売所だけに入って見たが、この時期は品数も少なくて、でもここも山野草はかなりの種類を置いていて、珍しいクマガイソウも昨年同様に売っていたが昨年は地植えに失敗したからと今回は断念、やはり素人が地植え栽培するには育て方の難度と値段との兼ね合いを考えないといけないからね。ここにもあって最近安くなったなと思うのがシラネアオイ、ほかには珍しいトガクシショウマも、カタクリは何故か黄花だけが、あとはセツブンソウなども、さきほどの道の駅こもちとは違った種類があるからこちら方面に来たらいつもチェックすることにはしているんですよ。
たくみの里の豊楽館
上越の山を望める
ここからは本日の宿である長寿館まではそんなには時間が掛からないからと、たくみの里は少しだけウロツイタだけでチェックイン時間を見計らって旅館に向かうことに。