昨日の蕎麦続き(手打蕎麦について書いていた)に骨董市で買ったバラものの蕎麦猪口で普段使いしている印判のものを数点、いずれも単純に安かったからなのと使い減りしないという理由なんだけれど、猪口と言っても使い方はいろいろとあって。
今でもコレクターが多いと思う蕎麦猪口、僕が骨董市などで買いだした頃には手描の古いものはもう高くなっていて、その昔に安く手に入れたというコレクターの話は羨ましく聞いたものです。
だから何とか買えたのは蛇の目高台になっている幕末以降のもの、それも上物は高いからとあまり手が出ず少々難ありで我慢、安い印判物でもお買い得と思ったときだけバラバラに買っただけなのであまり多くは持っていない、それで典型的な蕎麦猪口より湯呑風猪口の割合がやや多いかな。
使い勝手は蕎麦は勿論、お茶飲茶碗とか食事の惣菜小鉢などと万能だと紹介していた本があったが、我家では以前に紹介した豆皿などの方が活躍していて、こちらの出番はやや少ないかな。
このカケがある手描猪口は写真では一部だけ見える釉薬が掛かった高台の中がベタになっていて蛇の目より古いタイプ、絵柄もやや稚拙なところがこういうものにはむしろいい風情です、この高台底がもっと深くて且つ底に向って全体が狭まったものはさらに古いものに多いようだ。
2009年からの補筆再掲です
欠けがあった蕎麦猪口はその後に金繕いしました、一応は本式の本漆で、この直しは景色として見てください。
追加で昨日の我家の早咲き桜の写真を、満開からは3日もしないのにもうかなり散ってきていました、昨日には早くも東京のソメイヨシノの開花ということですが、今年のこの暖かさでは満開になるのも、さらに散りだすまでもかなり早くなってしまうかも、我家周辺でも早咲きのものはもう見頃です。
15日の時点でもうこんなに