
3回に分けてのワイン勝手評価の最終回です、冒頭写真は夕べに食べたすき焼のなれの果てです、この最後の残りは翌日の昼には牛丼まがいとなるはずですが、本当に見てほしかったのはこの鍋で、もう30年以上も前に買った久慈の砂鉄鉄器、もう今は生産されていないらしい、南部鉄器とはまた違ったもので厚さが凄い、久しぶりに使ってみましたが熱容量が半端じゃない、天ぷらには最高なのだが油が大量にいるからいえではちょっと、美味しいすき焼でワインもすすみましたよ。
①エスプリ・デュ・フロール 2015
貰い物でネットで調べたら2017年ものが2409円、フランスはカオール産でマルベックとあるがこういうワインは初めて飲む、第一印象は僕の好みのコクありとは反対ではあるがピュアな味わいでバランスが良くてなかなかに美味しい、抵抗感なく飲めるので女房にはもっと評価が高かった、二日目は複雑さが増したというより雑味感が出てきてピュアさが消えてきたような、このワインの良さは一日目にあったようです、マルベックでもアルゼンチンの濃い目のものとは違ってこちらは繊細な味わいでしたね。
②メタル デュリフ 2020
ネットで購入した1032円を6本で送料無料、開けてまず香りが立派です、味の方も濃厚でバランスもいい、この値段でと驚くようなワインでトゥルッリ並みかも、ただこのデュリフというブドウ品種は初めてでその特徴からか中に一本芯が通ったような硬質感が微かに感じられる、プティットシラーと呼ばれているそうでシラーの要素があるのかな、二日目は香りは減ってその硬質感も消えて濃い目が強調されたワインに、アルコール度が14.5%というのが利いているのかも、でも美味しいワインですよ。
③ストーンヘッジ・メリタージュ ステージコーチブレンド 2005
ヴィンテージは2005年となるこのワインは、その当時に開催されたヴィノスやまざきの蔵の祭典というのに参加した時のお土産だったんじゃないかなとおぼろげながらの記憶が、もう16年も経ているワインでピークは過ぎているかもと、まずは濃い色にビックリそして最初にきた香りもパワフル、ただフルーティーというよりも熟成からくるものかややケモノ臭というか日本酒古酒で感じるヒネ香みたいなものが微かにある、しかし味の方は立派です、いい熟成をしてしかも濃縮な味わいは未だシッカリとしていて素晴らしい、もっと若かったら華やかさがあったのかもと、二日目以降も変わらずでヘタリは全くなしで余韻も長いワインです、最近に飲んだ中でも秀逸のワインでした。カルフォルニアのワインはこれまで好印象のものが多い、このワインは高級クラスだと思われるが安いものでも美味しいものがありますよね、華やかな味わいのワインが多いので当りが多いと思います。
④キャンティ イル・パッジオ ボッジョ・ボネッリ 2020
カルディのセール中で798円、イタリアのキャンティはよく知られたワインではあるが僕にはあまりいい印象は無かった、お値段に惹かれて久しぶりに飲んでみたが、格別に美味しいわけではなくまずいというものでもない、実に赤ワインの平均的なという普通に飲みやすいなという印象、香りも少なめでこれといった特徴もないものの全体のバランスはイヤミがなくていい方かな、二日目もほとんど変わらなかった、カルディではもっと安いカルフォルニア産のレッドウッドのほうが僕の好みで、良く買って飲んでいるけど。
⑤コロス・デ・ロス・シエテ 2016
これは買った記憶が全くないから貰い物だと思う、ネットで調べると3500円前後とアルゼンチン産としては高めなので期待して、まず最初は色が濃いなぁと、香りも高くて味より香りという女房は絶賛、飲んでみたらバランスが良くポテンシャルが感じられるものの、広がるというよりもやや繊細さが勝っているのか地味な印象を受ける、タンニンが強めなのかも、もう6年も経っているのにねぇ、作り手がボルドーの有名醸造家というのでマルベックでもほかの品種を混ぜてボルドー風にしているようですね、二日目もあまり変化はない、アルコール度が14%もあるのでもっとパワフルな味にしてもらった方が僕はいいんだけど。
最後に美味しいワインが多かったような、あくまでも僕の好みからの勝手なコメントでしたが、食事にこの鍋を使ったら重いので準備掃除片付けは僕の役目となりました、買った当初は家族人数も多かったので天ぷらもやりましたが今は出番が無くなってしまっていた、久しぶりであったがすき焼でも美味しかった。