ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

今年の棚田倶楽部の田植えはみどりの日の4月29日に

2011-05-05 18:06:35 | その他

 話しは前後するけれど今年で5年目の参加となる鴨川の棚田倶楽部の田植え、マイ田圃の本格派と違ってお遊び参加の我々は広めの田圃での共同作業で、その作業が連休最初の日の4月29日に行われた。これが済んですぐに軽井沢へというのが恒例となってしまったねぇ。冒頭写真は田植え開始のために集合中の様子を遠景から、鯉幟も皆さんを出迎えている。

 連休初日でも千葉方面ならそんなには混まないだろうと7時半に我家を出発、やはりスムースに木更津金田ICで降りて、山側の一般道で鴨川の最北部の山入地区に向かう。その途中でいつも湧水を汲むところには水が出ていなくて、水の流れ道が変ってしまったという小さな看板が置いてあったから、今回の大地震の影響はここにもあったんだと。

 いつものようにみんなみの里でトイレタイムをとって、また少し戻って10時前には現地に到着、すぐの10時から初めての人に植え方の講釈と実演から始まって、マイ田圃の人はそれぞれに散り、共同作業は子供の田植え参加者を含めて総勢45人が田圃に一列に入る。最初のうちは慣れない人もいるからゆっくり、でももう続けてという我々みたいなのも多いから20分もしたらピッチが上がる。今回は途中休憩なしで一気に作業したから12時前に一反歩が完了、5年間で作業が完全に出来たのは初めてであった。やはり全部を植えられたというのはささやかながら気分も違うね。

                へっぴり腰で田植え中

                今年は午前中で完了

 そのあとの農家のおばちゃん手作りのちらし混ぜご飯はいつも通り、それと全く具が入らない塩おにぎりが実に美味しい、一汗かいたからもあるけどね。しばし気持ちいい風に吹かれて、こういう野辺の素朴な昼もいいもんだと。昨日は立っておれないほどの強風だったそうで、この日は晴れて適度の風で鯉幟も元気に青空に泳ぐ。子供づれはカエルやオタマジャクシ捕りを楽しんでいるようだが、あとは三三五五に流れ解散。

                いつもの昼弁当

 帰りにはいつも通りに買物と温泉へと、トイレタイムのためにみんなみの里に戻る途中にある菜の花豆腐という店に初めて立寄る。いつも気にはなっていたのだが素通りしていて、こんな場所で続いているからにはまず大丈夫だろうと豆腐とがんもを買ってみた。そのほかの買物は地元スーパーODOYAで、房総産地魚は立派なヤリイカがあったので、このくらいなら帰ってからすぐ刺身にできると購入、あとはカサゴなども今晩に煮魚で食べることに。次の日は軽井沢に出かけるからこの日は多くは買えません。

                菜の花豆腐という店

    

                 ODOYAの房総産地魚販売コーナーには右側中央にマンボウの刺身なんてものもあった

 温泉は前回は海辺の湯だったので、泉質が違うかんぽの宿鴨川の最上階の展望風呂に入ることに。ここは大浴槽は温泉ではないけれど、小さい寝湯のほうは天然温泉となっていて、泉質は単純硫黄冷鉱泉でやや肌に滑るようなマッタリ感があるぬるめの湯で、それこそ寝ながらノンビリできる。この寝湯は定員3人でいっぱいになってしまうのだが、昼間の外来入浴客は少ないからまず待ってからということがないのがいいのだ。

 東日本大震災の自粛ムードはここから見える鴨川シーワールドの観客の入りにも伺え、イルカショーの観覧席はほぼ満員のようだけれど、いつもならそちらを見終わっているだろうという客の姿が園内のアチコチに見えるのに、この日は全体に閑散とした様子であった。確か松島の水族館から避難させたアシカが赤ちゃんを産んで母子ともに健康というニュースを聞いたが、被害にあったアシカも元気そうだから皆さんももう自粛はホドホドにしてこちらにも来てやってくださいな。

    

               鴨川シーワールドでは左側の観客席はまずまずの入りだが、右側には疎らにしか人がいない

 帰っての夕食ではやはりヤリイカはさすがに鮮度がよくてプリプリ、カサゴはやはり高級魚だねぇ。さらに絹ごし豆腐の冷奴を口に入れた女房が、プリンみたいな口当たりなのに大豆の味が濃くてビックリしたと。これからは必ずこの豆腐は買ってきましょうよというのには、ハイ承知致しましたです。


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