ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

9月前半の信州ランチと温泉と、そのあと横浜に戻って 後半

2012-09-23 17:50:01 | 信州日記

 温泉の方は穂の香乃湯に二回というのを含めて8泊の滞在中に5回、最初は間を開けたものの後半は足腰が痛くて毎日に、振り返ってみたらこの夏場の信州では山荘の自前の風呂には僕は1回しか入らなかったことになっってしまった。僕は温泉ならまいにちでも良いけど普通の風呂に入るのはいささか面倒だという手合なんですよ、一日おきよりも間空きになっても全く苦にならないんだ。

 9月になれば星野温泉トンボの湯も特定日扱いではなくなって別荘族割引料金を利用できるからと、今回の最初はこちらに。泉質は弱アルカリ性のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、泉温50.6℃の源泉掛け流し、ややトロミを感じる湯は夏場の露天は適温で緑に囲まれてゆっくりと浸かっていられるのがいい。我々の温泉施設利用の仕方は一通り楽しんじゃえば1時間ちょっとで出てきちゃうのが常だから、館内に休憩所があってもまず利用することが無いから別に文句はないのだが、ここはそういう休憩施設は無いし、食事も別になっている村民食堂を利用するとなると観光値段だしで、半日ぐらいを過ごそうというのは無理な施設で長居したい人には不向き、そうなると一般客値段では高いことになるよね。

                      敷地内に単独にあるトンボの湯

 最近は回数券を買ってちょくちょく利用するのが小諸のあぐりの湯、とにかくここからの眺めが素晴らしくて、ナトリウム-塩化物泉の泉質では下の方にある宿泊もできる布引温泉こもろの方から引いているらしいからそちらのほうが鮮度がいいはずだが、下の施設にはサウナが無くて、それとこちらの湯温が40℃ぐらいにしてくれているのもぬるめ好きな僕には気に入っている理由だ。沸かし湯の温泉なら低めに管理してもらった方が理に適っていると思うんだけど、意外とそういう温泉は湯温が高めなところが多いんだよねぇ。

                      あぐりの湯のロケーションが分かる

                      ロビーから

 それとここには農産物直売所もあって地元産品を含めていろいろ販売していて、値段も一般直売所並みだから来た時にはよく買っていて、今回はゴマが本体そのままに売っているのを女房が見つけ、珍しいからと一つだけ買っていたが、売場の女性もこういう姿で出荷されたのは初めて見たそうだ。茶色くなるまで乾燥させてから実を落としてくれということであった。

                                         ゴマがこんな形で売られていた

 佐久に出た時に一番利用頻度が多いのが穂の香乃湯で、ここも沸かし湯のナトリウム・カルシウム-塩化物泉で弱アルカリ性の湯、湯量は豊富らしく露天の滝の湯(冒頭写真)が目玉になっているのかな。この辺りでは地味な温泉といったところでいつも空いているのだが、時折観光バスの団体客がやってくることがあって、この場所は団体観光バスツアーコースでよく通過するところということですかね。温泉自体は内風呂と小さいながらもサウナ、外には大露天風呂と小さめの半露天とあって、内湯は高めなことが多いから、やや低めの大露天の方で長く浸かることにしている。

                       穂の香乃湯正面側

                       この塀の向こうが大露天風呂

 田沢温泉の共同湯の有乳湯は温泉に浸かるだけだったら東信地区で僕が一番好きな湯、これに次ぐのはここからも近い室賀温泉ささらの湯ぐらいかな。単純硫黄泉の湯はとにかく湯量豊富で鮮度のいい源泉掛け流しの湯だ。現在の建物は台風で壊れたために、オンボロから和風御殿風に建替えられて渋温泉や野沢温泉などに見られるような重厚木造共同湯の風情となって、周囲のレトロ旅館と似つかわしい姿となった。PH9.5、泉温39.5℃というぬるめの内風呂だけであるが、肌にビッシリと付着してくる微細な気泡は撫でるとツルリとして大きな泡となって離れても、またすぐに纏わりついてくるという凄い湯なのだ。こんな湯はほかでは見られない貴重な温泉だと思う、飲泉も出来るし料理に使っても煮物などが美味しくなるという話であった。この隣の宿にも泊まったことはあるがこんなに泡は感じられなかったから、炭酸成分を豊富に含むのは恐らくここだけが使用している源泉なんでしょう。

                       唐様破風屋根の入口

                       裏側の駐車場から見た

                           

              有乳湯の有難い由来が、でも時代が違って今はどうですかね、この湯はそれとは無関係で男連中にも人気の湯だ

 横浜に帰った夕方には我々のお土産を受け取りに息子夫婦が押しかけてきて、時間が無かったから野菜類のサラダとラタトゥイユ以外は買い置きや今回買ってきたものだけでの夕食に。刺身は来ると連絡があったので帰り道の途中で買込んだヒラメとマグロ、肉類は信州で買ってきたばかりのカタヤマのカスラー入りのキッシュとチャーシュー、ほかにはteteのピザが2種類、買い置きは鴨川のゴマ酢イワシ、ほかには山荘で食べきれず持ち帰ったトウモロコシ、これに軽井沢のスーパーツルヤの花マメお強と家で炊いた白米というお手軽メニューながら結構腹一杯になって、スープ類は無かったがその代わりにワインをシッカリ飲んでダウンする前に僕は寝てしまった。

                       帰ってきた日の夕食の食卓


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