今年も開成町のあじさい祭へと、昨年はゴン太を連れて行ったが今回は蒸し暑くて外を連れ歩くのは可哀そうと、超老人のためにヘルパーさんが来てくれることになっていたから家でお留守番させて、朝は7時過ぎに出発。途中でガソリンを給油して時間ロスしたが青葉ICから東名に乗って大井松田ICまで、午前中は小雨模様で高速は車が少なく順調でに走れて、高速を降りればすぐに雨続きで濁流となった酒匂川を渡って、あじさい祭開催場所の駐車場には9時半には車を入れる。冒頭写真は会場での360度パノラマである。
会場入口となっている場所から
まずは会場となっている田圃の中の数本の交差する道路を歩いて、道路沿いに植えられたアジサイを見物しながらの散策、雨は小降りでアジサイに雨は良く似合うと、このお天気もいい方に考えておきましょう。それに午前中の初めは雨だったからか最終日なのに観光客が少なかったというのも好都合で、歩行者専用となった会場の農道をブラブラと歩き回る。この地区は足柄からの水量が豊富で水路には滔々と水が流れているのだが、酒匂川同様にこの日は濁っていていつもの清流とはいかないまでも、周りを足柄などの山に囲まれた地形の中で、この時期は田植えが済んだ水田とアジサイの行列と水の流れとがという長閑な風景が開けていて気持ちがいいですな。
アジサイは農道沿いに
田園が広がる風景の中で
用水沿いにもアジサイが
途中の地元アジサイ愛好家が山アジサイなどの若木を売っている場所が毎回あって、ここでは500円ぐらいまでの格安なものが多いから何度か買って我家の庭に植えているが、大きくなりすぎたのはどうすればいいかと訊いたら、アジサイは根が丈夫だから根元から切っていいんだそうだ、それも花が終わってすぐの7月までにやってくれとか。今年もやや隙間がある場所に植えようかと藍色の山アジサイと軽井沢に持って行って植えるために小さなアナベルの苗をを買って、この後はお荷物を持ち歩くことに。
山アジサイを主体に販売
会場内には農産物や地元産品だけじゃなく業者によるいろいろ雑多な物を売っているテントなどが出ているのだが、それらはもう買いたいものは無いから割愛して、山野草などを並べた所だけは少しばかり覗いたが、地植えしてもよさそうなものは無くてそれらも買わず、最期にここで買った産品では梅ジャムぐらい。祭りの範囲乃花はほとんどがアジサイ一色だけどなっているが、一ヶ所だけ小規模ながら花ショウブを公開していたところがって、そちらは今年はそろそろ花の終わりに近い、ほかには足柄のほうにはタチアオイを道路沿いに植えている地区がすぐ近くにあるのだが、そちらはパスしてしまった。
中央に花ショウブ
各種植物とマダケ筍の販売なども
あじさい祭のメイン会場では土日には多くの催しの企画があって、我々が通りかかった時は地元警察のブラスバンドの演奏中、自衛隊や消防庁などもブラスバンドは何かとよく出演場面を見ることがあるが警察も上手なものですな、司会進行役の女性警官も堂に入ったもので、防犯PRを交えながら手慣れたもの、つい最近のDJポリスじゃないけれど日頃からこういう訓練も行き届いているようで上手になりましたな。
ブラスバンド演奏中
あじさい祭の農道からは歩いて10分ほどにある名主屋敷だったというあしがり郷瀬戸屋敷にも足を延ばす。立派な茅葺の大屋根を持つ母屋と廊下で繋がる蔵の二ヶ所を展示スペースとして活用している施設で、これも立派な屋敷門を入れば広い敷地内には流れを利用した水車小屋や新しい休憩所の建物もある。確かここでは雛祭りの時期には多くの雛人形などを展示していたはずだ。この日の展示内容は母屋では50人の手しごと展を、蔵では良寛さん関連の挿絵原画展と人形浄瑠璃みたいな車人形の写真展ということであった。ここは建物自体も見ごたえがあって、囲炉裏などにも火が入っているなど、ボランティアが常時運営管理しているところがエライ。
屋敷門から奥を
水車小屋と手前に里芋洗い器
母屋
母屋内の展示
母屋の囲炉裏には火が
母屋から蔵に連なる庭
蔵
車人形の展示と写真とVTRが
小規模ながらあじさい展だそうだ