ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***旅に失敗と拾い物はつきもの 2/4 赤目 2001.11.23(金)~25(日)

2013-07-20 17:21:39 | 旅日記

 赤目温泉には5時前に到着、細い道に逆向きの対向車もスコブル多く、温泉街周辺の駐車場にはまだ車が一杯で観光客もゾロゾロと、何でここにこんなに観光客が多いんだとビックリであったが、これもまたビックリとしてしまうような急坂を登ることになって予約していた宿に。今夜の宿は滝本屋といって女房がこの辺りの中では安目だと選んだ旅館。駐車場に入る途中の案内にトロン温泉と出ていたのでオヤッと思ったがやっぱり人工温泉で、ここ本来のラジウム温泉を模した風呂らしい、安い訳が分かりましたよ。

 でも改装されたばかりのようで綺麗だし、料理の方もまずまず、値段はリーズナブルだと思います。着いて部屋に案内してくれた仲居さんに赤目温泉は関東では知名度が低くて我々は初めてなんだけどいつもこんなに観光客が多いのと聞くと、今年は特に多くて近くの室生寺とセットで来られる人が多いですよと。今年はテロの影響で飛行機旅行が減った分、京都などが人気だそうで、この時期は紅葉真っ盛りで、女房が風呂で一緒だった人は京都を廻ってきて混雑で大変だったとか。

 そういえばここはもう奈良県にも近いし関西旅行圏でもあるんだと納得。室生寺といえば10数年前の冬に、途中で雪に会ってモタモタしたため寺に到着した時は閉山した直後で見られずガッカリしたことのある。その記憶がある女房は、明日は是非そっちを見てからあとの予定を決めましょうと。数年前の台風で壊れた五重の塔も修復できていることだしそれではと、明日は早めの朝食にしてもらって、まずは赤目四十八滝のさわり部分だけ歩いてから予定外の室生寺に行くことに即決する。

 風呂に入ってからの食事の内容は、関西に近いせいかやや手が混んだしんじょや煮物などが多め、あとは味噌を旨く使った料理が特徴であった。またこのあたりは松茸の産地のようで、土瓶蒸と炊込御飯にかなり大ぶりだったと想像できる切れっ端が入っていたが香りは今一つ。高級旅館以外は売残りを安く買い取って使うことも多いそうなのでその口だろうか。全般に無難な味で結構だったがここの茶碗蒸は特出もの、味といい柔かさといい最近では出色でしあった。

                             夕食1

                             夕食2

 朝食も関西風で僕の好きな納豆は当然に出なかったが、焼鮭はかなり旨いやつでこれは見ただけですぐ分かりましたよ。僕は朝には干物や塩鮭などのいいやつが食べられればご機嫌なのだ。煮物の田楽風も素材は薄味に煮てあって、これに名古屋の赤味噌を使って甘めに仕立てられ、ほどよい加減の味と風味でしたよ。

 食後すぐに軽くちょっと散歩くらいの気分で間近の赤目渓谷入口へ行くと、まだ8時前で料金所は無人、で無料で中に入ると人もまばらながら同じらしい人達が既に先にも。それらの人を初めとして帰り道で擦違った後からの人も含めて、ほとんどの人が登山の格好をしていた通り、この4キロを往復するには4時間ぐらいかかりそうな山道。流れに沿ってアップダウンを繰り返しながら登って行く道の、その急な段差部がそのまま滝になって中間は渓流となっていて、あたりは紅葉で見上げる山も赤や黄の彩り(冒頭写真)、眺めだけは素晴らしいが足の方はバテルような。それでもこれは見事な景観の本格ハイキングコースだと、思わぬメッケものにあともう少しもう少しと欲張って、ほんのさわりだけのつもりが約1キロほど奥まで足を伸ばしてしまうこととなった。でも次の室生寺へも混む前に行かないとということもあって、いつかは全走破をしようよと言いつつと引き返す。9時前の入口はもう料金所が開いてはいたが何のお咎めもなくて退場となって、そこに開いていたサンショウウオの展示室までも見られて無料とは、これはゴッツァンでした、早起きは三文の徳でしたかな。

                                 赤目渓谷

                              赤目四十八滝の一部


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