くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

シニアクラブ

2013年01月15日 | Weblog

■早朝、ラナさんから今日は雨だからどうする?というメールがはいったが、僕はシーズン券があるので天気が悪くても行く、と返事した。プールで泳いでいてもいいし、本でも読んでゆっくりしてもいい。しばらくあって彼女から一緒に行くとの連絡が入ったので車でピックアップしてスキージャムに出かけた。

車中で色んな話を聞いた。モスクワのご主人は僕と同じような法律関係のコンサルタントをしていて家族同様の老犬と暮らしているそうだ。ロックシンガーの息子さんはモスクワを中心に活躍しているそうだけど最近彼女とわかれて、、、。ラナさんは25年間モスクワのオリンパス支店などで働いていたので流暢な日本語を操るが、メジャーが英語だったそうで今は福大医学部でスタッフや学生のための英語のクラスを持っている。就職は面接で決まったのでTOEICは受験してないそうだ。フランス語の他にチェコ語を話せるという。連邦時代に旅行ガイドをしていたのだそうだ。

スキー場は雨と雪。でもけっこう人が来ていた。彼女はブーツしかなかったのでスキーはレンタル。アトミックのいいスキーだ。はじめ半日券を買おうか迷っていたので持っていた3000円の優待割引券を使ってもらった。この雨でポンチョを使おうかと思ったが、バイク用につかっているレインウエア上下を持ってきていたので試してみることにしてスキーウエアの上に着込んだ。もこもこするが暖かい。南極へも行けそうだ。お昼にロビーで待ち合わせた。彼女は悪状況の中を結構楽しんだようで一安心。おにぎりとお茶で一休みしようとしているところにスキージャムの社長が来てラナさんに親しそうに話しかけてきた。

彼女は県の観光関係の仕事で翻訳などスキージャムの仕事をしているそうだ。社長直々のお誘いで我々2人は話題の「シニアクラブ」に入会することになった。会費2000円。メインロッジエントランス横の専用ルームが自由につかえる。そこに荷物の収納コーナー、椅子テーブル、TV。壁にはメンバーの名札が一面にかかっている。最初が「三浦雄一郎」。勝山市長もいる。彼は朝一番に来てリフトを待ち、頂上から直滑降、、なんだそうだ。

そうだ!ラナさんはシニアなのだ。ロシア女性としては50歳には見えない。会員証をもらいにインフォメーションに行ったときの受付嬢がびっくりしたようすを茶目っ気にまねてみせた。もともと端正なブロンドの美人だけど、こんなときはとりわけおしゃれなロシアの若い子の表情になる。

クラブルームでおにぎり食べながら社長に入会申請をしてもらって、上のレストランで晴れてきたスキー場を見ながらしばらく場内DJを聞いていた。去年ラナさんと友人になった女性DJがラナさんの息子さんのロックグループ「サクラ」の曲をかけてくれるのを待ってた。しかしなかなかかからない、、待ちかねて滑り始めようとリフトに乗ってちょうどスキー場で一番放送が聞きにくい場所に来て、、どうも、、かかっているらしい、、、。

昨日は3連休、快晴の中日で大変な人出になった。とりわけ京阪神の車だけでも1300台来た。これは普通の30%増しだそうだ。きょうは生憎だが上の雪質はいいし天候も時折霧が晴れるようになってきた。彼女は上級者のイリュージョンコースはまだ怖いからといって途中で別れたが、さすがにヨーロッパのスキー場をいろいろ回っているだけあってスキーは上手だ。午後になって気温が低くなってくるとコブの上にサラサラの雪がついて不思議な積雪状態になり、あたかも雲を踏み分けていくような爽快感をたのしむことができた。晴れの日ばかりがスキーじゃあない。色んなコンデションの雪をすべる楽しさこそ、、、。

すべてのリフトが止まってメインロッジにもどるとラナさんも戻ってきて「信じられない、、」連発!雨の日に強引に誘い出して、、と思ったが思いがけなく喜んでもらえた。彼女にとって今日がシーズン最初のスキーだった。スキー場を去るときの天気快晴、おもわず顔を見合わせる。僕にとってもいいスキーだった。シニアクラブメンバーの赤いリフト券ホルダーは脚にまくスタイルで、(この手があったか!)ちょっと、カッコいいゾ。

帰りの車中、話しながら彼女ウトウト。雨が心配で昨晩よく眠れなかったそうで、、。僕は彼女を送ったあと秀子さんとちょっと打ち合わせせにゃ、、。

 

コメント
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