JR東大宮駅の東口の道路で行われている、電線地中化と歩道の改良工事の一部です。既存の歩道部分が、埋設物工事の関係でアスファルトで仮舗装されていた時です。
車道との間の縁石は、既存の車道から歩道レベルが高い時のもので、そこから歩道のレベルが下がっています。現在の新しい規格である、縁石高さはそのままに歩道レベルを下げる形へ改良すると、こんな感じになるのかなと思って見てました。
このように歩道を縁石より下げると、歩道の切り下げ勾配が緩くなり、車道へのはみ出し防止になるなど、いわゆる弱者の方々にとってはだいぶありがたいです。
ですが、こうやって歩道のレベルを下げるだけならいいのですが、既存改良の場合は、写真のような電柱や街灯の根元が露出してしまいます。手前の街灯の方は、そのためモルタルを流して埋めています。
また、排水溝は車道側にあるので、歩道の雨水は縁石をくぐって車道に流れなくてはなりません。そのため、トンネル状に穴の空いた縁石を使ったりします。
既存歩道のレベル下げは、積極的にやるといいと思うのですが、既存縁石への溝加工と、電柱や街灯などの足元コンクリ補強とかだけで済ますのは、難しいんでしょうねぇ…。