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「古武術で毎日がラクラク!」甲野善紀 監修、荻野アンナ 著、祥伝社黄金文庫 524円+税です。
夏頃に、ノイエhttp://blog.goo.ne.jp/neue-blogのスタッフの人から、古武道の身体の使い方を応用した介助の方法を教えてもらい、ちょっと感動しました。具体には、車いす利用の人の移乗などの際、その人の身体を持ち上げて支えるような時に、腕の向きを変えるだけで、支えるのが楽になる…ということでした。
私は筋力が弱いので、腕の力で支えようとすると、体重の重い人だと力で支えることができないのですが、腕の向きを変えると、腕の力に頼らず、他の身体や腰や足の筋力までしっかり使って支えることができるそうです。実際やってみると、明らかに支えるのが楽なのが分かります。
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なので、すかさず、古武道や古武術の身体の使い方と、介助などに使う人の支え方などが分かる本を検索して、それらの中から選んで買ってみたのがこの本です。本なので、書いてあることを実際の動きで実践するのは、動きがシンプルなだけにやや難しいですが、2ヶ月経って少しいい感じがしてきました。
私は、夏はスクワットで膝を痛くしていたので、その中のうち、歩き方や立ち上がり方はずっと意識しています。その他にも、腕力に頼らないで重い物を持ったりする時や、やはり他の人の介助をする時も意識しますが、介助はそう練習もできないので難しいです…。でも、弱い筋力でも多くの筋力を無理なく使う、という感覚は、なるほどと思います。
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