くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

車いすリフトの固定

2015-10-19 | 街のモノ

もう一つ、リフト車のネタを。写真は、昨日(→”NV350リフト車”)の、日産NV350キャラバンLVチェアキャブhttp://lv.nissan.co.jp/LVCAR/NV350CARAVAN/LIFTER/の車いすリフトです。いわゆる正規ディーラーが扱うリフト付車両で、そのレンタカー仕様というモノだと思います。

リフトは、トヨタハイエースの正規ディーラー扱いの車いす仕様車http://toyota.jp/hiacevan/welcab/w_chair/layout/に比べて、機構がコンパクトで、リフトの動作や音なども淡々と一定に動く印象で、リフトで乗り降りする時に多少感じる怖さも、ハイエースより少ないです。


車いすの固定は、シートベルトと同じベルトを使った引寄せ機構の前後動作によって、車いすをリフトへ引寄せるタイプです。写真では分かりづらいですが、前後のフックが朱色のカバーされたつながれているので、前後から引寄せるのではなく、車いすをより強くリフトに押し付け、車輪の摩擦で?固定する仕様です。

ただそれゆえ、ベルトの伸びしろが短かく、レンタカー仕様なこともあってかベルトの長さが調整できません。そのため、我々が日産のリフト車を使う時は、電動車いすの人はベルトの長さが足りず固定できないため、乗せることができません。また、介助式ではなく自走式の手動車いすも、特にリフト固定用のフレームにはなっていないので、ベルトの長さがギリギリです…。


こちらは、ノイエhttp://blog.goo.ne.jp/neue-blogで使っている、正規ディーラー扱いのハイエースの車いす仕様車のリフトです。ノイエでは、介助式ではなく、電動含む様々な車いすを乗せるため、写真のように4つのフックを独立して引っ掛けて使っています。写真は、使った直後なので、フックがバラバラしてますが…。


納車時の本来は、この写真のように、介助式の車いすのフレームに合わせた棒に、フックが付いています。が、これでは全く使えないので、最初から棒を外してしまいます。

ハイエースのリフトは、4本のワイヤーを使ってそれぞれに巻き取りで?テンションをかける方式なので、ワイヤーの長さがNV350に比べてかなり伸ばせます。4つのフックを独立して引っ掛けられるので、前後と左右に引っ張って固定することができ、リフトに押し付ける方法に比べて、しっかり固定できます。


ただし注意点があって、フック部のワイヤー接合部にゴムのカバーがかかっているのですが、これがたまに動いて、写真のようにズレてしまいます。そうなると、このゴムがワイヤーの引込口に引っかかって、ワイヤーをキチンと引っ張ることができなくなります…。なので、使用前のこのゴムのズレのチェックと、固定した時の4本のワイヤーのテンションのチェックは、忘れないようにしています。