くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

ゲームを客観視する

2020-08-02 | 本,TV,歌,人物など

「ゲームは人生の役に立つ。」小幡和輝さん著、エッセンシャル出版社 2019年の本です。

何かと悪者にされるゲームやスマホですが、これらにも時間を使いながら暮らす方が主流であり、私自身もゲームに相当時間を使ってきたので、若い方々を、ほっときつつどう見といたらいいのか…の手掛かりを探して購入です。1章の "世界ゆるスポーツ協会" の澤田智洋さんとの対談まで読んだとこで、以下書いてますが、全体読んでも、客観する視点を感じられて、とてもイイです。と書きながら、小幡さん世代のゲーム感は、ほとんど分からないのが正直なところで、どうしても対談の高濱さんのようなスタンスになってしまうのですが…。

- - - - - - - - - - - - - - - - - -
「テレビゲームもスポーツも、広義の意味では同じ”ゲーム”」、それこそアナログゲームも囲碁・将棋も同じ "ゲーム" という感覚に共感します。「ゲームやスポーツには『ファンタジー』としての良さ…」があり、ルールや制限など「人工的に作られた世界を切り取っている…ある種のフィクションであり、人間以外の動物からしたら、『あいつら人間は一体に何をやっているんだ!?』みたいなもの」と。

なのに「…スポーツを推奨するのに、ゲームは基本的に推奨しない…」違いは、元々の目的・ロールモデル数・ビジュアル・「凄さ」の分かりやすさ・「保護者の視点からは、ゲームをしている子どもを見ても何かが積み上がっているようには見えない…」ことなどと。

ゲームは、「世の中のことで子どもが大人に勝てるものなんて、ほんとに多くはない…」良さや、「僕らの世代だと、(ドラクエやポケモンを)やったことがないという人のほうが少ないから、…(その共通言語を持っていない人は)結構つらいみたい…」と。「ポケモンは、…僕らの下の子どもたちはみんな好きだし、上の世代でもわかっている人が結構多くいて、…ゲームではポケモンが初めて世代の壁を超えるかもしれない」と。

「今後は(無縁関係の)あわいの中で僕らは生きていく」中で、「個人のタグを外せる場所」、「素」でいられる「ゲーム仲間」という関係性は「…不思議だったけど、すごく心地よかった」と。

- - - - - - - - - - - - - - - - - -
対談の中に、私が関わる地域活動で、使われてるワードがいくつも出てきて、そういう流れも感じたりです。

「居場所という意味では、ゆるスポーツにも通じますよね。大人でも子どもでも、車いすの人でも対等に勝負できるというか…」「スポーツのコンテンツにもダイバーシティ(多様性)があってもいいよねと思ったのがきっかけ」とか。

「スポーツってやっぱり『遊び』で、無責任で素になれる。それはみんなが人生で取り入れたらいいものだと思う。」「遊びって、『死』から遠いものじゃない?…」とか。

いろいろ作っているスポーツを「…説明するときに48面体の図で示すことがある。たくさんある面のうち、…あるときは「笑い」という面に当てはめて見せるわけ。そうすると、表面は…良い面で光が当たっていて、逆に裏面はちょっと陰になっていて…」とか。

「親世代がまだまだユーチューバーを信用しきれないと思うのは、…もし自分たちよりも年上のユーチューバーがたくさんいたら、仕事として認められるんじゃないのかな。」「だったら、おばあちゃんのユーチューバーが出るといいな。めっちゃバズる(笑)」とか。

- - - - - - - - - - - - - - - - - -
「ゲームは人生の役に立つ。」_エッセンシャル出版社
https://www.essential-p.com/2019/04/24/game_ha_jinseino_yakunitatsu_book/

くらしデザインスタジオ@考(^^;)へ