ブルートレインみると思い出す事があります。
20年くらい前の事ですが、大宮から函館まで家族で北斗星に乗った事があります。
しかも4人の個室です。
人気があってなかなか取れない頃でした。
息子達もまだ小学生と中学に入ったばかりの頃です。
深夜に青森駅に到着 少し長い時間停車するとのことでホームに降りてみました。
さすがに深夜と言う事もあり他には誰もいませんでした。
そこへ車掌さんが来られて話かけられてきました。
そして「ボクたち冠ってみるか?」と言って大事な帽子を貸してくださいました。
クリーム色にオレンジ色の線が入っていた様な記憶がありますが定かでは・・。
最初次男が被っていたような気がしますが、なかなかその帽子を貸してくれない次男に
長男が「貸してよ」「いやだよ」がはじまり そのうち 取り合いになりました。
そして・・
その帽子は・・
二人の手を離れ・・
コロコロと線路の上に落ちて行ったのです
「ど、どうしよう」私たちは
線路まで降りるにしては高い
親としては真っ青な状況です。
そのとき車掌さんが「大丈夫ですよ」と笑顔で言ってくださいましたが その後直ぐ電車は出発。
車掌さんの帽子どうなったのか
車掌さんにしたら 帽子は大切な大切なもの あの車掌さんあれから大丈夫だっただろうか
始末書ものだったのではないだろうか と
申し訳ないことをしたという気持ちが
20年たった今でも私の心にずっと ずっと残っています。