以前アップしたことのある、私の大好きなアメリカドラマ「CSI:科学捜査班」
彼らのすばらしい知識と頭脳と技術を駆使して、犯罪現場、あるいは被害者から何一つ見落とすことなく、証拠を救い上げ、真犯人あるいは、被害者の無念を解明していく集団である
日本も戦後めざましい発展をなしえて来た
個人の生活レベルも、格段にあがり、自動車分野もあのアメリカを追いつけ、追い越せの現在
ところが、先だってある番組で「法医学」の実情を取り上げているのを見た
ショックであった
日本全国に129人しか、そのポジションにいないというのだ
この129人がふさわしい人員なのかどうかはそれだけではわからない
不審遺体に対する解剖率が、これほど普及しているかに思われるアメリカで50%
そして日本では3.8%とのこと
記憶に新しい「相撲界」のいじめによる死も、両親の強い要求があっての司法解剖となった
アメリカでは埋葬は棺に納められているため、テレビの中でも、時たま掘り出しての司法解剖が行われている
日本のように火葬にしてしまえば、ほぼ証拠は煙となってしまう
ではなぜ、これほど先進国を自負する日本で、たった129人であり、3.8%なのか
日本の政治、体制がまるで後進国なみだと言うことである
大学でも、金にならない学部のため、育成されず、よしんば知識を身に付け世に出ても、知識を発揮する場がない
教授すらも、この状況に、あまり警鐘を鳴らしていると、首が危ない始末だと言う
なぜなら、司法解剖は教授一人ではできない、解剖に伴う専門知識をもったスタッフが何人か必要だからだ
すると、教授のポストを増やすことは、スタッフが何人もいると言うことにつながるからだそうだ
ある教授の下で働く、ある助手の方は、れっきとしたお医者様だが、臨時雇いで月収25万とのこと
普通に医者をしていれば当然収入もいいはず
どうして続けているのかとの問いに「使命感でしょうか」との言葉
まさに『ほっとけない!』ですよ
普通の医者でも、あまり良い仕事ではないと私は思う
いつも病人、けが人を相手にし、死と向き合わねばならない
まして、解剖をするなんて、いきなり死と向き合うわけですからねぇ
それも、普通の医者のように、生きている肉体ではないわけですから
そんな厳しい状況に携わる医者に対して、どうしてあのような劣悪な状況を強いるのか、実際信じられない事実でした
実際は事件性のある遺体を自殺とかたずけられないためにも、人間の尊厳を守るためにも、不可思議な殺人が多くなっている日本、早急に他国を手本にして、裁判制度の見直しもだが、着手するべきなのではないかと強く思った
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