以前、これもんでうるさいを連発していたわたし
決して吠えなくなったわけでも、いなくなったわけでもござらん
ちゃ~んといるし、以前にもまして、吠えまくっている
その上この暑さだもの「ワンワンワン・・ワンワンワン・・・ワンワンワン」
と同じワンだけれど、だんだんと声がかすれ気味になり、彼女の苛立ちが少しずつ
吠え方に変化を生じさせます、しだいに「ワン・ワン・ワン」と微妙にワンとワンの間
が空くように吠えることによって、彼女の気持ちが切実であることをあらわしている。
もちろん彼女の思いは届きません。
そ~とトイレの窓(ここが特等席)から覗くと、窓枠に前足をかけ、しっぽを振りながら
家の中を覗きこみながら、窓枠をけるかのように、前足を撥ねて吠え続けています。
私の堪忍袋の緒が切れたころ、家の中に人が見えなくなったからかわからない
が、とにかく吠えるのを止め、窓枠から前足をはずし、呼吸を整えるかのように所在
なげにウロウロと8の字を何度も書き、小屋の中か入口付近に横たわり、ハァハァ
ハァと舌を出して暑そうに息をし、仕切りなおします。きのどくに
しかたないとはいえ、首輪をつけられ、リードの一定の長さしか移動できない
自分に置き換えるのも変だけど、屈辱的だよなぁ~と時々思う
私だったら、毎日少しずつリードを噛み噛みして、逃亡してやる
ん待てよ、そんなことしたら、飼い主の思うつぼだよなぁ~
朝~晩まで吠えまくって、いかに冷たい仕打ちをされているかをご近所の方に訴え
続ける、飼い主には徹底的に嫌われるかもしれないけれどね
昨年冬にご近所の葬式で一緒になり、奥様と話すチャンスに恵まれました
さりげなく聞くと、彼女は7歳(微妙だな)とのこと、そして奥様は犬恐怖症で触れな
いとおっしゃいました。
だったら何で犬を飼うのよ犬が迷惑っしょと心では叫びましたが、「えぇぇ~小さ
くて可愛いのに」と口が言ってました
でも、だめなものはだめなんですってなるほどねぇ~
それを耳にしてから、彼女の境遇をしり、現在を見聞きするとえらく同情してしまった
わけなんです
だからって、うるさかったものが、うるさくなくなるわけはありませんから、日々切れま
くっているのです。
今日も彼女はあきらめません、猟犬のDNAが不屈のDNAが、目的を果たすまでのだ
きれそうな気持ちわかりますよ。
こう暑いと余計イライラしますよね。
飼い主に可愛がられてないのかしら?
なんだかかわいそうですね。
今日もトイレの窓からウォッチングしているのかな?
よっぽどの暇人だと思ってるでしょ
まっ暇人は暇人なんですが、イラなもので、そう長くも観察してられないのです
いままで見溜めたデーターの集大成です
彼女の必死に叫ぶ声が、徐々に悲痛なものに変化するのを聞いていると、見ずにはいられなくなるのです